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絵本2冊を同時に読む

いやこれなんの修行?


娘は絵本が好きである。
尚、まだ自分で読むことはできない。最近ひらがな1文字1文字をバラバラに指差していくとかなりの確率で読めるようにはなってきたのだけれど、『文章』が読めるかと言えば話が別らしい。
そりゃまぁそうだな、我々だって「アルファベット26文字の区別がつくの?じゃあ英語も読めるね!」って言われたら困っちゃうもんな。組み合わせた単語をひとつひとつ認識して、さらにスラスラと読むことが出来るっていうのはもっともっとレベルが上のことなのだ。子育てしてると、改めて色々気付かされるね。

それはそれとして、娘も何度も親に絵本を読ませているので、耳からなんとなく文章を覚えていたりはする。
なので、文章ではなく、絵を見て記憶だけで『音読する』はできたりする(正確性を求めなければ。まぁ大まかには合ってる、くらいで)。

……というわけで、タイトルの件である。

「ママはこっち!むすめちゃんはこっちね!」
娘が本を指定する。
『やさいさん』と『くだものさん』、『14ひきのひっこし』と『14ひきのさむいふゆ』など、なんとなく同じシリーズで指定されるパターンが多い。囲碁で多面打ちをするように私1人で読むのではなく、2人で音読同時開催を最近求められている。
ヘッダー画像のそれである。何そのブーム。

娘「やさいさんやさいさん、だーあーれー」
私「くだものさんくだものさん、だ」
娘「すっぽーん、にんじ」
私「ぽろりん、ももさん」

お互いが読み終わるのを待てという話でもないらしい。待つというよりは単に相手の本が気になって止まってるだけみたいなパターンはあるけど、セリフが駄々被りになっても全く気にされない。いやこれ、話混ざらん?やさいさんは比較的シンプルだけど、コんガらガっちは本当に2冊の内容がコんガらガっちだぞ。
逆にこれで読めるのは才能、みたいに褒めた方が良いのだろうか。

いっそ娘に日本語の本を読んでもらってる間に私が英語で音読する、みたいなことが出来れば目指せバイリンガルな教育が出来るのかなぁなんてチラと思うけど、悲しいかな私にその英語力はないし、我が家にある絵本の英語版が発売されているかもわからない。
……どうなんだろうね、そういう英訳本ってあるのかね。需要はありそうな気もするし、あの絵本ならではの世界観とマッチした英訳ってめちゃめちゃ難しい気もする。はらぺこあおむしみたいに元から海外の絵本ならそのへんも手に入りやすいんだろうけど、うーん。
14ひきシリーズのあのしっとりとした優しい空気感、英訳で出せるのかって言われるとちょっと自信ないな……?
『とっくんトラック、おまんじゅうトラック。』とか、『おやすみおつきさん、とおろりろ……』とか、どう訳せば良いのか全くわからない。プロの翻訳家ってすごいよなほんと。直訳だけならある程度はもうGoogle翻訳とかを頼って作れるかもしれんけど、そうじゃない、そうじゃないんだよ……。


まぁ英語はさておき、なんなんだろねこのブーム。娘ちゃんが楽しいなら、なんでも良いけどね。

次何読もうか。選んでおいで。

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