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結婚という概念、何歳で知ったっけな

なんか巷で『父の日記念!パパと娘で結婚式フォト』みたいな企画が上がって炎上してるご様子。
個人的にはあれを「パパの願望を叶える」じゃなくて「娘さんがパパと結婚するって言ってるので、娘さんの夢を叶えます♡」っていうプロモーションにしてるとこがめっちゃ気持ち悪いなとは思っているけど、まぁ今回の本題はそこではなく。

いやえーとまず、そもそも実際どうなんだろう、世の中の幼女って「パパと結婚する♡」って言うものなんだろうか。
私自身は割と父親との仲は良い方で、思春期に嫌いだったとかの記憶もないし、別に今、このアラフォーになった年齢の今現在とて、ハグでも手を繋ぐでも全然構わないなって感じである。実際にわざわざせんけど、するとしてもなんも抵抗ない。
でも、そんなに仲が良くても『パパと結婚したい』は言った記憶、ないな……?幼稚園の頃にクラスの男子に恋をしていた記憶はあるので、結婚云々の概念を理解する頃にはパパはもう対象外だった可能性もあるか。む。

で、娘。
よそのママさんの話を聞いてると、この年齢(3歳やら4歳やら)でも明確に「パパだいすき♡」の子もいるし「パパきらい!」の子もいるご様子。うちの子は「ママ大好き♡パパも大好き♡」って言ってくれるので、まぁ関係性としちゃ良好。
良好だけど「パパと結婚する♡」はやっぱり言ったことないなぁっていう感想。いやそうだよなーーー、『人として好き』は全然あるだろうけど、それをイコール結婚って話に持ってくかって言ったらそれはまた別では?っていう感じだと思うんだよなぁ。んー。

で、タイトルに戻ってくるんだけど、そもそも『結婚』っていう概念をどこで学ぶっけなーっていう。
なんかこう、わざわざ教えるきっかけがあんまりないというか……や、娘を私の弟の結婚式に連れてったこともあるし、私自身の結婚式のアルバムも見せたことがある。だから『結婚式』のイメージはあるのかもしれんけど、結婚というシステムについての理解があるかというと……?って感じなんだよな。

あっでも待てよ、お姫様が出てくる物語の多くが「王子様と結婚しました、めでたしめでたし」になったりするから、結婚というワードに対するイメージは根付いてる可能性があるのか。
大人になっちゃうと(とはいえこの後の生活は大丈夫なのかいシンデレラ……)とか勝手にハラハラしたりもするのだけれど、4歳児はそんなことは考えない。なんとなくの『幸せなゴール』のイメージくらいはあるのかもしれない。

そういえば、私の好きな本『こころのねっこ』(中央公論新社による、こどもの詩を集めた本)にこれがあったな。
じゃあ年少さんくらいで『結婚式』は知っててもおかしくないし、『パパと結婚式したい!』と言い出す幼女自体は実在するんだな。なるほど。あ、結婚式のことを結婚って呼んでるパターンはあるかもしれんねぇ。

お客さんかぁ(笑)。


しかしさて、娘の理解はどんな段階なんだ?と、思って直接聞いてみる。

「娘ちゃん、『結婚』ってわかる?」
「……? わかんない」
「だよねぇ」

だよねぇ。

「前に結婚式にも行ったじゃん、おひめさまのドレス着たお姉さんとお兄さんがいるやつ……えぇと……」

んん、口頭説明難しいなこれ。

「パパとママも結婚してるんだよ。元々よそのおうちの人たちだったのが、家族になろうねっていう契約をすることを結婚っていうの」
「へー」

うぅん、我ながら説明としては間違ってないんだけど上手くはないなって感じだ。多分娘もピンときてないなこれ。や、別にいいんだけど……きちんと教えたいわけではなくて、今回の話から(そういやこれ知っとるんか……?)っていう興味が出たってだけの話なので……。

よそのご家庭どうなんでしょね、いつ頃何をきっかけに教えてるものなんだろなとかそういう。パパ(ママ)と結婚するーって言ってる子はその結婚とやらをどういう概念で捉えてるんだろうなとか。
興味深いなぁ。

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