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混ざること、他者と関わることで、自分が見えてくる

先日、高校の先生向けの探究学習の勉強会がありました。話題提供という形で活動的な高校生が話をしました。彼女のやってきたことを広げるためのファシリテーターの役を僕がしました。そこであった印象的だったことを少しここに記録したいと思います。

その生徒は、学校の探究というよりは自分自身の意志で探究をしていました。「みんなが幸せになる社会を作る」ということで、教育という切り口でマイプロジェクトを探究していました。

そのきっかけは彼女の学校の先生に「問い」を起点に話をする方がおり、その先生のおかげで自分が変わったからということでした。

そんな彼女も自分のやりたいことを理解してくれる人が校内にいないので悩んでいた時期もあったようです。

その現状を打開するために、彼女が行ったことは、とにかくいろいろな人と対話することでした。

リアルとオンラインを含めて50名以上の人と対話をしたと話をしたと言っていました。

そうやって、たくさんの人と話をして、たくさんの人と混ざり、関わることで自分が見えてきたと言っていました。

彼女は適切な「思い」と「つながり」を大切にし、「挑戦して、振り返り、楽しみながら」活動を続けたことで、この経験からの学びを多く受けることができたのかもしれません。これはまさに小樽商科大の松尾睦先生の本にある「経験から学ぶモデル」だと思います。


松尾睦(2011)職場が生きる人が育つ「経験学習」入門 ダイヤモンド社

狙ってやっているわけではないと思いますが、自然とこのサイクルが回っているように思います。彼女の場合はエンジョイメントが起点になっているように思います。楽しむから次に進める。

対話を通して、自分が見えてくる。
対話を通して、変化(成長)を楽しむ。

「みんなが幸せになる社会を作る」ことを学ぶために自分で見つけた大学へ進学することが決まりました。きっと将来は何らかのカタチで社会を明るくしてくれる人になるだろうと確信しています。


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