ダブリンぶらり(1) アイルランド上陸
2019年夏は、アイルランドの首都ダブリンに旅行してきました。
なぜダブリンかって?
かつてここで、ロンドン(2014年)、スポケーン(2015年)の旅行記を書きました。そこで開催された世界SF大会(ワールドコン)に参加するために出かけたのですが、今年はそのワールドコンが、ダブリンで開催されたからです(ほんとは毎年やってます) ということで、それにかこつけてのダブリン訪問。
日本からダブリンへの直行便はないので、ロンドンのヒースロー空港経由で乗りこみます。所要時間、およそ15時間。
ダブリンには多少の知識がありました。というのは、編集者生活の最後期で手掛けたミステリ小説のひとつに、アイルランドのミステリ小説があったからです。それが『刑事シーハン/紺青の傷痕』(オリヴィア・キアナン著/北野寿美枝訳) アイルランド国家警察の女性刑事部長が連続殺人事件に挑むサスペンスフルなスリラーであります。なので、ダブリンの町がどんなところかは、おぼろげにですがイメージしていました。
ところが、そんなダブリンのイメージは、一瞬でくつがえされました。空港に着いたら出迎えてくれたのが、こんなサイン。
下段の白い文字はもちろん英語なんですが、上段の黄緑色の文字列は読めません。
これがじつはアイルランド語なんですね。英語圏のような気がしていましたが、アイルランドの公用語はこのアイルランド語。そんなこと、知りませんでしたね。
ただし法的には公用語のアイルランド語ですが、実際に使う人は少ないそうで、ふつうに使われているのはやはり英語。なのでアイルランド語は、旅行中にこうして目にすることはあっても、耳にすることはありませんでした。
小説にはそんなこと書いてありませんでした。まさに百聞は一見にしかず、ですね。
さて、ダブリンでのSF大会の会場になったのが、こちら。コンベンション・センター・ダブリン(CCD) 市内を貫くように流れるリフィー河のほとりに建つ、なかなかモダンなデザインの建物です。
ただしこの日は会場到着が遅れて、中は見ずじまいだったので、それはのちほど。
ダブリンの町で目につくのは、教会と、それを上回る数のパブ。一説によると教会の3倍、そしてコンビニを上回るほどの数のパブがあるとか。そのせいか、ファミレスみたいなものはほとんど見かけません。
町を見わたして、こんなふうに花に飾られた店があれば、たいていはパブですね。
ということで、初日はパブで、名物のビールとフィッシュ&チップスの夕食をいただいて、沈没しました(笑)
さてこれから、ダブリンの町(と、その近郊)をぶらぶらします。
アイルランド・ミステリ『刑事シーハン/紺青の傷跡』は、こちら。
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