ロンドンぶらり(笑) クリスティーの家
ロンドンに旅行したので、ミステリ者としては、お約束のこの場所を訪ねました。ベイカー・ストリート221番地Bです。
例のテレビシリーズが大ヒットしたせいか、長蛇の列。待ち時間2時間と言われて早々に撤退しました。残念。
町中では、こんな広告も見かけました。
ロンドン・フィルム・ミュージアム(コヴェント・ガーデン)の特別展示です。007マニアを自認する身としては見逃せないところですが、こちらも時間がなくて、見学することかなわず。残念。
残念ばかりでは悔しいので、ミステリ物件を一件、見物しました。
今回は宿をアールズ・コートにとったんですが、ホテルの部屋に寝転がって地図を眺めていたら、近所に魅力的なものを見つけたので、さっそく散歩がてら出かけました。行ってみたら、あんまり近くではなかったけど。
はい、何の変哲もない住宅街、石畳の狭い路地に面した場所にある、レンガ色の小さな家がお目当てです。そこには、過去の著名人が住んでいた証拠の、こんなプレートがついています。ブルー・プラークってやつですね(非公認のものらしい)
そう、ここが「ミステリの女王」アガサ・クリスティーの家です。
クレスウェル・プレース22番地のこの家、1929年から死ぬまでクリスティーが所有していたようです。なんでも、クリスティーの家として現在は記念館になっているトーキー地方のグリーンウェイ・ハウスに住んでいた時期も、クリスティーはロンドン滞在時にはここに住んだとか。今見ると、小さな家で、世界的ミステリ作家の邸宅とはとても思えませんが、愛着のある家だったんでしょうね。
現在の住人の手によるものでしょう、屋根の上にはUHFアンテナも衛星アンテナも設置されています。クリスティーはテレビはあまり好きでなかったらしいですが、もしも今もここに住んでいれば、好奇心旺盛な彼女のこと、地デジも衛星放送も楽しんだに違いないですね。
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