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映画つれづれ4

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2019年1月の記事一覧

未発売映画劇場「女子レスラーvsアステカ・ミイラ」

未発売映画劇場「女子レスラーvsアステカ・ミイラ」

メキシコ・ファンタスティック映画の底なし沼を探索中なのだが、そのなかで出逢ったこんな2作品。

未発売映画劇場「女子レスラーvs殺人ロボット」

未発売映画劇場「アステカ・ミイラ対殺人ロボット」

とこう来た以上、次に考えるのは当然、女子レスラーとアステカ・ミイラによる決勝戦でしょう。

で、これがちゃんと存在するから、メキシコ映画の奥は深く怪しい。

「Las luchadoras contra

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痛そうな映画

痛そうな映画

映画ってのは、人間の五感のうち「視覚」と「聴覚」しか使っていない。無声映画のころも、活弁があったり音楽をつけたりしていたから、音は使っていたんだよね。トーキー映画の開発以降にも、カラーの普及からCGまで数多くの新技術が映画に取り入れられてきたが、使用する感覚は依然として「視覚」と「聴覚」だけなのだ。

ただし、残る感覚のうち「触覚」のひとつ、「痛覚」というのは、映画でも比較的伝わる。いや「伝わるよ

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高圧線鉄塔

高圧線鉄塔

息子がまだ小さな子どもだったころ(いつのまにかずいぶん昔になった)、どういうわけか高圧電線の鉄塔に凝った時期があった。幼稚園から小学校に上がるくらいだっただろうか。何がきっかけだったかは覚えていないが……

ご存知だろうか? あの鉄塔には必ず「線名」と「番号」を掲示したプレートが取りつけられている。「××線●●番」といった具合。これを順に追いかけるのが面白かったのだ。

基本徒歩、幼児の足なのでそ

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未発売映画劇場「サント対悪の帝王」

未発売映画劇場「サント対悪の帝王」

サント映画第7弾「Santo contra el cerebro diabólico」(英題 Santo and the Diabolical Brain) 直訳すると「サント対悪魔の頭脳」 うーんタイトルが第1弾の「サント対悪の頭脳(英題 Santo vs. the Evil Brain)」と似すぎていないか(なので今回の邦題はオレ製) まあ同じような悪のボスが相手だからいいのか。1963年5月

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500円映画劇場「ホスピタル・アンダー・シージ」

500円映画劇場「ホスピタル・アンダー・シージ」

英語題をそのままカタカナにしたタイトルはよくあるが、それにしてもこのタイトルの手抜き感は、何なんだ。「ホスピタル・アンダー・シージ」 まるで、邦題を考えるのがメンドクサかったからこうつけたとしか思えんぞ、こりゃ。

スイス製のテレビ映画でもともとのタイトルは「SPITAL IN ANGST」ドイツ語です。やる気ゼロタイトルのもとになった英題は、やっぱり「HOSPITAL UNDER SIEGE」 

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