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10代が世の中を治める日が来ると思ってる

今の社会を治めている?人たちの年齢はどのくらいだろうか。
企業の代表、政治家・・・日本だとかなり年配の人が多いイメージがある。
50代、60代、70代くらいのイメージ(客観的なデータを見ているわけではありません。ごめんなさい。)

その人達は、社会をうまくアップデートしていけているんだろうか。
政治という分野での自分の実体験からすると、決してそうとは言えない。

今回の記事のタイトルにもつながるけれど、今、10代で既に社会で活躍している人たちがたくさんいる。自分が直接繋がっている高校生世代で見ても、「いや、あなたは本当に高校生なのか?!」と心の中で思ってしまう人が何人もいる。
具体的に何をもってそう思うのか というとうまく言い表せないが、
すでに、一個人として成熟している?という感じか。社会の知識をちゃんと持ちつつ、自分のことも客観的にとらえつつ、自分の考えで自分の道を進んでいるような。

なんでだろうと考えたとき、一つは、インターネット(&スマホ)なんだろうなと思う。これまでは、10代の人たちは能力や圧倒的な伸びしろはあっても、学校と家庭と狭い範囲の地域社会の中=『井の中』に一定閉じ込められていた。もちろん、本を読んだり映画を見たり、ひょんな出会いがあったりして、そこから出る人もいたと思う。それでも、それはとても少なかった。

今は、『井の外』にスマホ一つで簡単に出られる状態で、意思さえあれば世界中の情報に触れられる。ひょんな出会い でなくても、生きる上で参考になる人や、情報に多く出会えるようになった。『井の中』よりもはるかに質の高い情報にもアクセスできるようになった。
もともと柔らかく、吸収力のある年代だから、一気に成長する。

そして、
大人と言われる人たちよりも、はるかに大人な10代が生まれる。
いや社会で働いた経験がまだないとか、いや子育てした経験がないとか、いや思春期だからとか、「いや、まだ未熟でしょ」という人もいると思う。それは間違ってない部分もあるかもしれない。
でも、「現代と未来の変化に対して適応していけるかどうかの成熟度」は10代の人たちのほうが格段に上だろうな。

ちょっと乱暴な言い方になるけれど、
「社会を治めることを10代の人たちに任せたほうが、今より良くなる」と結構本気で思っている。
例えば、ぼくも一員だったこともある市議会は、50,60,70代の人がほとんどを占めていた。誰もプログラミングをやっていこうという人はいなかったし、AIについて詳しい人もいなかった。というか、スマホやPCを駆使できる人が少なかった。(自分も含め)ここにいる議員全員が高校生に置き換わったとしても、そちらのほうが街の現在および将来にとって良い意思決定ができるだろうと思っていたし、今でも思っている。

もちろん、お年寄りor10代というのではなく、バランス良く混ざっているほうが良い策が出せるだろうとは思う。

今は、10代の人たちのまだ多くは、
◯学校という「教えられる」ということが当たり前の世界にいて、自分たち自身が社会を作る側に回る能力を十分に持っているということには気づきにくい。
◯選挙権はなんとか18歳まで下がったけど、被選挙権は認められていない。(つまり政治という分野においては、社会を作る側に回る権利を与えられていない)

でも、幸い仕事をすることはできるし、起業もできたりする。
だから、どんどん社会で活躍する10代は増えているんだろう。

いや、そんな10代は知らないという人でも、
スポーツや、芸術や、ゲーム(例えば将棋など)といった分野で活躍する10代は知っているんじゃないだろうか。こういう分野は、より小さな頃から10代が活躍できる門戸が開かれていると思う。
これが、他の分野にもどんどん広がっていくイメージ。

世界の中で、小さな町の中で、会社の中で、組織のなかで、
その場所を良くしていく一つのシンプルな方法は、10代の人たちを子供扱いせず、ど真ん中に入ってもらって一緒にやることがと考えている。

企業の重役として10代を公募して迎えている会社も出だしているので、まだ始まったばかりかもしれないけれど、今の社会もその方向に進みつつあるんじゃないかと思う。

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