フレームサイズと選び方について
今回は過去にRadiotalkでお話したエピソードを振り返ってご説明してみたいと思います。この内容は、Youtubeにいただいたコメントへのお返事として、表題をテーマにお話しさせていただいたものです。
Youtubeのコメントとお返事のRadiotalk
・コメントをいただいたYoutube
コメントをいただいたYoutubeはこちらです。こちらもRadiotalkエピソード#18をYoutube用に編集して掲載したものです。
・コメントへのお返事Radiotalk
Youtubeにいただいたコメントのお返事として、Radiotalkエピソード#34にてフレームサイズについてお話ししました。1分50秒から本題に入ります(*'ω'*)
CARBONEX(HR)のフレームサイズ展開
自転車を選ぶとき、自分の身長に適したフレームサイズがない、ということもあると思います。その場合に打開策はないのか、菊池仁志に聞いてみました。まずはYONEX CARBONEX(HR)のフレームサイズを見てみましょう。
YONEX ROADBIKEのジオメトリ表を引用貼付させていただきました。CARBONEX と CARBONEXHRのフレームサイズは、Mサイズまでしかありません。推奨身長チャートを見ると、152~182㎝となっています。
・CARBONEX
・CARBONEXHR
推奨身長とフレームサイズについて考える
メーカーの推奨する身長はあくまで標準的な使用を考慮した場合の目安と言えると思います。どうしてもYONEXに乗りたい!そういう場合は、小さいサイズのフレームに乗る、という事は、実際問題、不可能ではない、というのがRadiotalk#34でのお話の内容です。
・サイズダウンしたフレームに乗る条件とは?
実際に、ロードプロは2サイズほどサイズダウンしたフレームに乗ることもあるのだそうです。より空気抵抗が少ないコンパクトなフォームで乗ることができるからです。レースには適していますが、コンパクトなフォームで乗るためには必要なことがあります。
体幹
サイズダウンしたフレームに乗る⇒コンパクトなフォームになる=レーシーなポジションになる⇒より体幹が必要になってくる…という事なんですね…。操作テクニック
コンパクトなフォームで乗る、ということは、操作性にも影響してきます。自転車上でいかに自由に身体が使えるか、といったことも大切です。身体と自転車を自在に操るテクニックもより必要になってくると言えます。
こういったことを考慮すると、すでに身体ができている、自分の乗り方やポジションが確立されている、という場合はサイズダウンしたフレームに乗ることも不可能ではない、ということになります。
菊池仁志は次のようにお話しています。
・サイズダウンしない方がよい場合
上記の通り、サイズダウンして乗るためには身体とテクニックが必要になります。また、次のような方には向きません。
サイクリング・ファンライドを楽しみたい
ゆっくり乗りたい
レースはしない
レースもしてみたいけど自転車を始めたばかり
特に4.については、これから身体を鍛えてステップアップしていかなければならないのに、いきなりレーシーなポジションで乗らなければならないというのは、身体の動きを制限してしまうことになります。そうすると、必要な個所が鍛えられないという事になってきます。
菊池仁志は次のようにお話しています。
速く走るためだけでなく、正しく体を使い、自転車に適した筋力をつけるためにもポジションはとても大切なことなんです。
K-FITTING BIKE SCHOOLでもお伝えしています(*'ω'*)
・サイズアップしたフレームには乗れるか?
サイズダウンして乗ることはできるが、その逆はどうでしょうか?
菊池仁志は次のように話しています。(要約させていただきました(*'ω'*))
自転車のポジションで大切なこと
自転車のポジションで大切なことは次の2点です。
自転車の重心に乗る
自転車上で身体を使いやすくする
この2点が競技力を高めていくことにも、より長く自転車に乗るためにも必要な基本的要素となってくるのです。
K-FITTINGの基本理念にも詳しく書いていますので、是非ご参照ください(*'ω'*)