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バードウォッチング発祥の国のロイヤルペット

環境破壊が進みすぎたイギリスをはじめとした欧州諸国で、自然環境を守る意識が高まり、もっとも人類に身近な野生動物が自然環境の指標になるとして、バードウォッチングは始まった。

野鳥観察は、野鳥だけを探そうと思っても見つからないものだ。
どんな生き物にも「そこにいる理由」がある。
餌がある、飲み水がある、繁殖場所がある……などである。

人類も、ナイル川やチグリス・ユーフラテス川といった、巨大な川から文化が発達していった。

驚くべきことに、メソポタミア文明の頃には地球温暖化がすでに始まっており、それに伴う農耕地開拓を目的に森林伐採が進み、砂漠化が起こっていたようだ。
レジ袋有料化の話がちっちゃく思えてくる話である。

日本は先進国の中では自然環境が多く残っている国である。
にも関わらず、身近にあることが当たり前すぎて、あまりにも無関心な人が多いように思う。

レジ袋問題も大切かもしれないが、根本的なことに目を向けるべきである。

冒頭のバードウォッチング発祥地の話に戻るが、欧州諸国が野鳥に関心が高いのは、単に「カワイイ」だけではなく、そういった自然保護の意識の高さを意味するに他ならない。

温暖化が止められないのであれば、せめて身近な自然を愛する気持ちを持ちたいものだ。

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