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よりよいキャリアへ踏み出すための意思決定について

※この記事は、hitajico.com の内容を再編集したものです。

本当にやりたいことが分からない」という人が、よりよいキャリアへ一歩を踏み出す方法について、意思決定という視点から解説します。

キャリア理論のなかでも、意思決定理論として有名なのは、ジェラットヒルトンです。この記事では、それぞれの理論を紹介し、意思決定をする方法について探っていきます。

ジェラットの意思決定理論

ジェラットは、意思決定は以下の過程を経て行われると述べました。

1.判断することを決める。
2.情報を集める。
3.取りうる選択と、各選択の結果を予想する。
4.各選択の結果が、どれほど自分の価値観・興味関心にマッチしているかを評価する。
5.可能な選択肢を目的や目標に照らし合わせ、基準をクリアしたもので決定する。

一歩を踏み出せない方は、自分がどこでつまずいているのか、チェックしてみると良いかもしれません。

ヒルトンの意思決定モデル

ヒルトンは、個人の自己概念や希望、期待、職業観等の「前提」と外界からの情報との間に生じた不協和(ミスマッチ)の解消が意思決定の過程であると述べました。分かりやすく言えば、不協和が生じた際には、

1.自分の前提(価値観・期待など)を変える努力をする。変えられるのであれば、それでOKである。
2.前提を変えるのが不可能であれば他の職業を検討して、ミスマッチが生じないかをチェックする
3.ミスマッチがあれば、1.に戻る。ミスマッチがなければ、その職業に決定する。

このように、いかにミスマッチを我慢できる範囲におさえるか、というのが特徴です。もし、いまの状況にモヤモヤしているならば、そのモヤモヤがどこからやってきたものなのか、今一度深掘りして考えてみるといいかもしれません。

一歩踏み出すためにできること

自分のしたいことを見つけるためには、知り合いのキャリアコンサルタントに相談するか、対話型ワークショップ「ひたすら自己紹介しあう会(ひたじこ会)」をお勧めします。後者は、カウンセリングほどハードルが高くなく、雑談がてらに気軽に参加できます。参加者同士のありたい姿と現実のギャップについて語りあい、深掘り質問しあいながら、自分の軸を発見していきます。ぜひ一度覗いてみてください。


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