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理学療法士でこれから開業を目指す人へ

お元気様です。カッパ整体院の佐川です。

昨今の理学療法士の合格者は毎年1万人を超え続け、今や国内20万人以上の規模となっています。
業界でも今後、従来の病院や施設などへの就職では、需要と供給バランスが崩れることを明言しています。
激動の時代といったところでしょうか。
私も理学療法士歴が10年を超えましたが、実習方法や学校側の対応もまた、以前よりだいぶ変わったという印象を受けます。

昔は学生のうちから担当患者様を受け持たせていただき、実技なども多くのことを学べました。現在はハラスメントなどの都合や教育方針の変化などで、なかなか実践経験を学ぶことが出来ないのが現状ではないでしょうか。
将来に不安を抱える理学療法士が増えているのも、同時に実感しています。

こうなると、「理学療法士の質」の問題が挙がってくるのですが、今も昔も、「優秀な子は優秀だ」というのが世の常だと思っています。
実際に弊社に入社する子で資格取得後2年目などの方もいらっしゃいますが、非常に優秀です。優秀な子は仕組みが変わったとしても、それをくぐり抜けてくる強さを持っています。

さて、理学療法士の人口も増える中で、働き手も大きく変わってきていますが、独立開業をしたいという若手理学療法士は以前にもまして増えている印象を受けます。
弊社も自費整体を展開している会社であり、私自身も経営に大きく携わっていることから、何か伝えられることがあるのではないかと思います。
そのため、今回は若手理学療法士で独立開業をしたいという方へのアドバイス的な内容を書いていきたいと思います。

成功する人と失敗する人の取る行動

開業したいという人に向けてのアドバイスは、
一言簡単に言えば、「迷ったらGO」です!
簡単です。

ただここで失敗する人はある共通点があると思っています。
それは、何も考えず迷ったらGOする人です。

ダメなパターンの典型的は、「内観は大事だから、内装はこだわろう」や「技術はあるし、病院のお客様が来てくれるだろう」とかを考えちゃいます。

逆に優秀なパターンの人は、実際に開業するまでに、ミニマムで始めるという行為をします。
これをすることで、集客の大変さ、お客様が何を求めて来てくれるのか、ランニングコストやイニシャルコストの大まかな目安を立てることが出来ます。
要は週末開業などをするということです。

一時期、「成功したいなら何も考えずに、とにかくやれ」みたいな風潮がありましたが、あれは優秀な方がそれをやるから成功するのだと思います。
とにかく行動は大事ですが、リスクヘッジは徹底し、引き際を常に考えていることが重要です。
走りながら考えることが出来る人が理想ということです。
これが出来ないと、「集客ってこんなに大変だったんだ、広告掛けたいけど、内装にいっぱいお金使っちゃった」とかになります。

ここは本当に大事なところだと思います。
まとめると、「考えながら、ミニマムからGO」ということになります。
自費整体をやっている、または所属している理学療法士は、今だからこそたくさんいますので、その方達に情報収集もしても良いと思います。

あと数年したら、独立開業した理学療法士でいっぱいな世の中になることが予想されます。
私は独立開業をしなかった一つの理由として、資本力がないと今後の自費整体は生き残れないと判断した結果、今に至ります。
施術技術だけ磨いたら成功するなんて、甘い世の中ではありません。
技術を磨くのは、「呼吸をするのは酸素が必要」なぐらい当たり前のことです。

自分でお店を持ちたいなどの夢がある方は、まずはミニマムで、出来ることから早めに取り組むことをお勧めします。
もちろん現職場との関係性を考慮しながらです。
何か夢があるセラピストの方は全力で応援させていただきます。

それでは、今日はここまで!

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