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『ビジネスで使ってみたい英語!: swing for the fences(ハイリスク・ハイリターンの大胆な行動をとる)』

アメリカで一番人気のスポーツは何か?

渡米前は、野球と思っていました。ですが実はアメフトです。人気がある順にアメフト、野球、バスケットボール、アイスホッケーで、これがアメリカの4大スポーツ。日本でメジャーリーグが話題になるのは、日本人が野球好きだからなんだな、きっと。

私の住む州の高校には観客席付きアメフトスタジアムがだいたい常設されてます。土地がありあまっているからなんでしょうが、日本人ならばびっくりするぐらいの大きさかつ立派さ。高校間の対抗試合にはチアリーダーも出て来るし、アメフトをしない生徒も応援に駆けつけます。JKのチアリーダー、かわいーやん!と思いきや、遠すぎてよく見えん、ぐらいの距離だったり。

スポーツ用語を慣用句として使うことはよくあり、そのうちのひとつがSwing for the fences.

Swing for the fences: to give something your maximum effort;  to attempt for substantial returns in the stock market with bold bets

フェンスに向かってバットをフルスイングする、つまりホームラン狙いで打ちにいくこと。そこから「全身全霊で何かに向かって努力する」意味になります。

Nobita did not study at all last month and now he's worried about passing a test coming up this week. He will be swinging for the fences and hoping for the best.
のび太は先月まったく勉強しなかったので、今週やってくる試験に合格できるか今となっては心配している。彼はできる限りのことをやって最善の結果となることを望んでいる。

さらに、投資においては「ハイリスク・ハイリターンの大胆な行動をとる」ことを意味します。

Masayoshi Son is a risk-taking Japanese billionaire who swings for the fences. He has a reputation for his outside-the-box approach.
孫正義は結果を求めて大胆な行動を取り、リスクをものともしない日本のビリオネアだ。彼には型破りのアプローチをとるという評判がある。

孫さんやソフトバンクは、アメリカの経済ニュースでも取り上げられますね。WeWorkでやっつまった時もニュースになり、ここ数日でもまた話題になっています。アメリカではハイテク株が急騰しましたが、ソフトバンクが派生商品に大規模な投資を行い、株価上昇を煽っていたと経済誌が報道しました。

彼のやり方に是非はあるのでしょうが、それにしても一国の枠に収まらないスケールでビジネスをするのって一体どういう感じなんだろ・・・。

世界第3位の経済国ながら、企業名ではなく個人名で国際社会の表舞台に立てる日本人ってほとんどいないんですよね。そういう目立った人・尖った人をどんどん輩出できる国になるといいなぁ。スポーツで活躍する人はずいぶん増えてきましたけどね!

さて、バットをフルスイングする孫さんに対し、こちらはしない派なのか?バフェットさんからの引用。

You don't need to be an expert in order to achieve satisfactory investment returns. But if you aren't, you must recognize your limitations and follow a course certain to work reasonably well. Keep things simple and don't swing for the fences. 
-Warren Buffett

投資のエキスパートではなにならば、自分の能力の限界を認識して、やることはシンプルにし、一か八かを狙いにくのはよせ、ということですね。

ワタクシ?バフェット派ですわな。って、投資する資産もろくにないですけど!

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