私のウェルビーイングは、『えびワーク』です。

本記事は、LinkedIn News編集部(日本)さんの
「お題」にのっかって、LinkedInに書いたものを
転載したものです。

三つ、挙げます。

①めでたい、えびワーク
②おいしい、えびワーク
③ABWな、えびワーク

一つ一つ、書いていきます。

①めでたい、えびワーク

えび、エビ、海老は古来から、
「めでたい」食材とされてきました。

髭が長いから、「長寿」をあらわす。
脱皮するから、「成長と発展」。
目が出ているから、「目出たい」。

おせち料理や結婚式の料理など、
ハレの日の料理にも、よく使われますよね。

ぱっと瞬間だけで輝いて、終わる。
新しい考えに触れずに、くすぶる。
何も見ようとせずに、目をつぶる。

それはいやだな、と思ったのです。

自分なりに、自分のペースで、
ライフワークで、
グロースワークで、
ハッピーなワーク
をしていきたい。

これが「めでたい」のウェルビーイング。
理念的な、コアの部分です。

②おいしい、えびワーク

しかし、いくらめでたくても、
自分だけで完結してしまっては、
「おめでたい人だ」と言われてしまう。

「それって、あなただけの
ウェルビーイングですよね?」


と論破される、かもしれない(誰に?)。

私は「私のウェルビーイング」とはいえ、
できるだけ他の人にも、何らかの
「使える」「役に立つ」ものを提供したい!
という思いが強い、のです。

えびって、美味しい食材ですよね?

三浦哲郎さんの短編小説に
『盆土産』という作品があります。

…タイトルよりも「えんびフライ」の言葉で
知られているかもしれない。
国語の教科書では、定番の短編です。

要約すると、盆の帰省のお土産に
「えびフライ」を持ってきた父親に対し、
その美味が忘れられない少年が
つい別れの場面でも「さようなら」ではなく
「えんびフライ」と言ってしまう…
というお話です。
(と、書いておきながら、知っている方、
どれくらいいらっしゃるでしょうか?
もし聞いたことがある方は
本記事にリアクションをお願いします(笑))

都会と地方、生きることと死ぬこと、
親と子ども、流行と存続、出会いと別れ…。
そんな人生を彩る美味しい「旨味」が
ギュッと凝縮された、素晴らしい短編。

この作品のように、えびは、味がある。
美味しい。

「えんびフライ」だけではなく、
アヒージョも美味しい。
えびチャーハンも美味しいし、
伊勢海老は言うに及ばずだし、
「だし」も良い味が出て
ラーメンスープにも活用される。

とにかく、人が笑顔になる、美味しさ。

…そんなワークを、心掛けたいのです。
ひいては、
そんなビーイング、在り方を、目指したい。

③ABWな、えびワーク

最近、ABWという言葉が
脚光を浴びていますよね。

アクティビティ・ベースド・ワーキング。
働く場所や時間を、
それぞれの仕事に合わせて自由に選択。

…でもどうしても私は
「あれ、ABWって何の略だっけ?」
「AKBだっけ?」と
忘れがちなので(もう中年世代なので…)、

えびワーク、えびワーク、と
勝手に自分で設定した言葉で
呼んでいる
わけですけれども
(ABワーキング、だから)。

これは「オフィスの中で」自由に
どの机・空間でも使える、といったような
「フリーアドレス」とは、違います。

オフィスには、こだわらない。

自宅でも、カフェでもカラオケ屋でも、屋外でも、
どこでもいつでも好きなような働き方を
「自分で選んでいく、いける」こと。


最近、コロナ禍で
テレワーク(リモートワーク)が
盛んになって、一気に
広まっていった感がありますが、

元々は1985年という
三十年以上も前から提唱されて、
次第にオランダやオーストラリアなどで
先進的に広まっていった考えです。

これの、何がいいか?

「自分で選択する」という点です。

従業員というより、経営者に近い。
プチ起業、プチ複業にも、通じる。
(もちろん、業界や職種によって
できるできないはある、とは思いますが)

組織からの「据え膳」を
ただ受け身で食べるのでは、ない。
個人が自分で「えび膳」を用意するんです。
自分なりに。

…と、偉そうに言っておきながら、
まだまだ私は場所も含めて
色々なものに縛られているところですが、

「ABWなえびワーク」ができるように
色々と試みているところです。
物理的で場所的なビーイングにおいても、
精神的なビーイングにおいても、
ABなWを、心掛けたい。

最後に、まとめます。

お題に即して、私なりのウェルビーイング、
「えびワーク」について、書いてみました。

①めでたい、えびワーク
②おいしい、えびワーク
③ABWな、えびワーク

皆様のウェルビーイングは、何ですか?

…そのエビデンスは、何でしょうか?

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