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茨城県のひたちなか市の「サザコーヒー」

…先日、コーヒーゼリーの記事を書きましたら
無性にコーヒーゼリーが食べたくなりまして、
(下部のリンクから記事もどうぞ)
「どうせ食べるならとびきり良いものを」
と、サザコーヒー本店に行ってみました。


県内では、かなりの知名度があるお店!

県外では…ちょっとわかりませんが
都内にも進出したりしていますので
知る人は知っている、かもしれない。

2019年に『カンブリア宮殿』にも
出演したコーヒー店です。
その際のタイトルは『奇跡のコーヒー店
理想のコーヒーを追求する親子の
感動物語』
というもの。

本記事では、このお店を紹介するとともに、
コーヒーゼリー実食のレポを書いてみます。

まずはお店の歴史から。お店の由来を
ホームページの記載から引用しましょう。

(ここから引用)

『サザの語源は、『且座』
サザコーヒー、70余年の物語です。

1942年(昭和17年)
勝田宝塚劇場が開設した。社長は鈴木富治。
第2次世界大戦の戦時に現在の東宝が建設。
資財は日立製作所が提供し、
木造3階建800人収容の北関東一の映画劇場。
当時の勝田町にしては都会的で
モダンな娯楽の殿堂が出現した。

1969年(昭和44年)
映画が冬の時代を迎える時に、
サザコーヒー店を開業する。
店名は且座(サザ)コーヒー店。
サザの由来は、臨済宗「且座喫茶」から、
「さあ、座してお茶を飲んで下さい」の意味。
禅の心でコーヒー提供が出来ればと
サザコーヒー店を始める。』

(引用終わり)

…サザ=且座=座してお茶を飲んで下さい、
という意味なんですね!

茨城県のひたちなか市は、
県庁所在地である水戸市の隣にある街です。

那珂川(なかがわ)という大きな川を挟み、
水戸の向こう岸にある街。
東に進めば太平洋、ネモフィラの絶景や
ロッキン会場(現在は違う場所で開催)で
有名な「国営ひたち海浜公園」もあります。

旧勝田市と旧那珂湊市が合併して、
1994年に「ひたちなか市」となりました。
茨城=常陸=ひたちの
那珂(なか)川の河口の街!

勝田駅が、その玄関口になります。
水戸駅の隣駅。
この駅近くに「勝田宝塚劇場」ができた。
第二次世界大戦中のことです。

…しかし、テレビが徐々に普及するにつれて、
映画は「冬の時代」になります。
そこで1969年、コーヒー店を開業した。
うまく映画から喫茶へと
ビジネスを乗り換えた
、と言ってもいい。

(ここから引用)

『1998年
コロンビア・カウカ州にサザ農園を開設。

自分の手で美しいコーヒーを生産したい。
これはコーヒーを志す者の共通の願望だ。

自分の理想とする
美味しいコーヒーを生産したい。
コロンビアのアンデス山脈の麓、
カウカ州のティンビオ、
グルメコーヒー産地に
5ヘクタールの農園を開設した。

美味しいコーヒーをつくりたい。
コーヒーの甘みを出す。

限界点ギリギリの
過酷な高度2000mの環境を選び、
種や苗から樹を育て、豆の熟度にこだわり
一粒一粒丁寧に手摘みをして、
手間をかけて天日干しをする。

目と鼻と舌で良質なコーヒー豆だけを
妥協せずふるいにかけてきた。

(引用終わり)

…そう、自社でコーヒー園を
つくっちゃったんですよ。
コロンビアに。「サザ農園」を!

経済ジャーナリスト・経営コンサルタントの
高井尚之さんは、
『若者を熱狂させる"日本最強カフェ"の秘密』
という2018年の記事の中で、
次のように書いています。

(ここから引用)

『長年カフェの取材を続ける
経済ジャーナリストが
「現在最強」と推すカフェが茨城県にある。
県内を中心に
13店を展開する「サザコーヒー」だ。
来年で創業50年の老舗だが、
ここにきて各店は
過去最高の売り上げを更新している。
その原動力は震災後に入社してきた
若手社員だという。
優秀人材が次々と集まるカフェの秘密とは

『コーヒーにおける
「川上」=農園栽培、
「川中」=コーヒー豆の調達、
「川下」=店での抽出・接客、

それぞれが強いのだ。
スターバックスやドトールの大手チェーン店も、
自社で農園経営を行い、コーヒー豆を販売するが、
近年の実績はサザに軍配が上がる。
それに加えて今回紹介したいのは、
若手社員の仕事への意識だ』

(引用終わり)

…その詳細は下部にリンクを貼った
高井さんの記事をお読みいただきたいのですが、

「農園栽培」「豆の調達」「抽出・接客」
に加えて、モチベーションの高い
「人材(若手)」が集まってくる…。
コーヒーだけでなく、人材もつくる。
これが高井さんが「サザコーヒー」を
「最強」とする理由、なのだそうです。

その「最強のカフェ」の
コーヒーゼリーとはどんなものなのか…!?

私は期待を胸に、ひたちなか市の
サザコーヒー本店へと赴きました。
だいぶ前に行ったことはありましたが、
かなり久しぶり。コーヒーゼリーは初。
画像は、その時のものです。

勝田駅から、ほど近い場所にあります。
店の前には数台しか車が停められないため、
「えっ、これ、停められる? 大丈夫?」
と思われがちですが、心配はご無用。
近くにめちゃ広い専用駐車場があります。
お店を利用の方は2時間無料。

店に入ると、まず物販コーナーが、ででん。
ここがまた目移りするほど楽しい。
コーヒー豆だけでなくコーヒーカップや
お皿も売っており、きらびやかで華やか…。

喫茶スペースに足を踏み入れますと、
カウンターがとにかく広い。広い!
しかも「コーヒーギャラリー」まであった。
注文をしてからこのギャラリーで、
サザコーヒーの歴史も堪能できる仕組み。

店の奥に行くと、天井の高い空間があり、
所狭しと「仮面」が置いてありました。
何というか、独特な雰囲気…。

さらに奥には気兼ねなく
ゆったり談笑できるテーブル席がたくさん。

そうなんですよ。この本店、
かなり奥行きがある。
それぞれの場に意味を持たせている。
私はそのうちの一席に座り、
コーヒーゼリーを注文しました。

ビジュアルから、もう絶品…。

漆黒のゼリー、純白のクリーム!
アーモンドがトッピングされ、
シロップが脇を固める。
この見た目だけで美味が広がります。

ゼリーはほろ苦く、香りが高かった。
クリームは重くなく、軽やかな甘さ。
アーモンドがさらにサクサク感を演出、
甘さはシロップで食べ手が自由に調整できる。

サザコーヒーのコーヒーゼリー。

お互いを引き立てる組み合わせの妙…!
まさに、最強でした。

読者の皆様も、ひたちなか市に
いらっしゃる機会がありましたら
本店でご賞味してみてはいかがでしょう?
もちろんコーヒーも美味しいですよ!

最後にまとめます。

本記事では自分でコーヒーゼリーの記事を
書いた影響で、美味しいカフェの紹介と
実食コーヒーゼリーレポをしてみました。

…今日の皆様のおやつは、
コーヒーゼリーでウッドボール
(きまり)ですね!


読者の皆様のおすすめのコーヒーゼリーは
どのお店のものですか?
ぜひ教えてください!

※私が書いた『魅惑のコーヒーゼリー
~漆黒の食べるコーヒー~』の記事はこちら↓

※サザコーヒーのホームページはこちら↓

※経済ジャーナリスト・経営コンサルタントの
高井尚之さんの記事はこちら↓
『若者を熱狂させる"日本最強カフェ"の秘密』

『茨城サザコーヒー、
たった16店で放つ存在感の神髄
都内4店目の新橋出店、「徹底した差別化」の裏側』

※高井さんの書籍、
『20年続く人気カフェづくりの本
―茨城・勝田の名店「サザコーヒー」に学ぶ』

サザコーヒーでは色々とユニークな商品も開発しています

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