魚で例える人事の仕事
人事の仕事は多岐にわたります。
たくさんの側面、顔を持っています。
本記事は、そんな人事の仕事を、
「魚」で例えてみたものです。
もし、たった一人で従事している
「ぼっち人事」であれば、
たくさんの魚の役割を
一人で担っているようなもの。
もし、人事部がない会社(組織)なら
トップの人が様々な魚の顔を
持っているようなもの、です。
まずは基本編から行きましょうか。
◆①鮎人事(アユHR:あゆはる)
季節が来ると忙しくなる。
労務中心の人事。
その味は甘露のごとく美味しく、
社員の生活を下支えする。しかし、
自分は塩焼きにされるがごとく忙しい。
◆②鮫人事(サメHR:さめはる)
近づくと、恐れられてしまう。
出現情報は、ぱっと社内中に広がる。
遭遇するたびに、血が流れ、
人が減る、と言われる。
「冷め」た視線の首切り役!
でも、じょうずな組織運営には欠かせない。
◆③鯵人事(アジHR:あじはる)
日々の食卓に「味」を添える、
「無くてはならない系」人事!
だがその仕事は、いかにも地味…。
「滋味」にあふれているのに、
華やかな魚に目を奪われやすい
黒子的な働き。時には干されがち。
◆④鯛人事(タイHR:たいはる)
「めで鯛」時にクローズアップされる人事。
新社員採用、給料・ボーナス、
連続勤続記念などの仕事に従事している。
ただし骨が多いため、骨が折れる仕事も多い。
「およげ!たいやきくん」状態に
なってしまうことも…。
さて、読者の皆様の組織(会社)の
人事の方は、いかがでしょう?
何系人事ですか?
また、人事の仕事に従事している方は、
自分がどんな魚に似ていると思いますか?
ただし、どんな人事であっても
共通して言えることは、
そんな大事な仕事だ、ということです。
ゆえに、働いている方の心を傷つけるような、
『逆なで人事』には
ならないようにしたいものですね。
えっ、なぜかって?
…『魚で人事』になりがちだから。
さて、うまいことを言ったところで、
ここまでが基本編です。
次は、もう少し深掘りした
「応用編」の人事を四つ、
書いてみましょうか。
◆①さかなクン人事
(クンHR:くんはる)
奇抜な帽子と独特な言葉遣いで
『ギョギョッ!』と驚かれる。しかし、
実は唯一無二のブランディングに
大成功している『広報人事』。
その根底には、果てしない
魚愛と好奇心が広がっている。
最近、映画化された。
◆②ファインディング・ニモ人事
(ニモHR:にもはる)
人材ファインディングに
命を賭ける『スカウト系人事』。
ドリーと共に我が子を探すように、
今日も人材発掘にいそしんでいる。
「ファイティング」という
戦闘系人事に、よく間違えられる。
映画でシリーズ化している。
※補足ですが、ニモは「探されるほう」であり
「探している」主人公は、お父さんです。
◆③スイミー人事
(スイHR:すいはる)
組織の力を最大限活かすべく、
自らが目になって、大きな競合相手にも
立ち向かえる組織を作るような『戦略人事』。
「自分以外の仲間が全て食べられた」という
悲しい過去を、見事に乗り越えてきている。
「はぐれ人事純情派」、あるいは
「さすらい人事旅情編」と言ってもいい。
国語の教科書にも載っている。
◆④人魚姫人事
(姫人事:ひめはる)
人間(被雇用者)と魚(雇用者)との
はざまで涙する『感動系人事』。
そのドラマ性は、夢の国レベル。
時には、海の泡に消えてしまうような
身を捨てる覚悟も持っている。
ただし上半身が「お姫様」なら大人気だが、
上半身が「魚」だと
「半魚人」になってしまって、嫌われがち。
最後に(無理矢理)まとめましょうか。
読者の皆様の会社(組織)の
人事の方は、どのタイプですか?
また、人事の仕事をされている方は
どんなタイプを目指しているでしょうか?
組織の特色と本人のキャラに
よるところがありますが、
どんな人事であっても、
一番大事なことは、組織内を
不毛な「戦争状態」にしないように
心掛けること、ですよね。
…えっ、なぜかって?
魚だけに『魚(ウオー)』に
なりがちだから。
おあとがよろしいようで。
※本記事は以前に書いた二つの記事を
リライトして一つの記事にまとめたものです↓
『魚で人事』
『魚で人事2』
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