同調の文化、情報の爆発、その乖離
長嶺 将也 さんの投稿に
触発されたので、
記事を書いてみたいと思いました。
①同調圧力の文化
②情報爆発の時代
この①②の乖離こそが
現代日本での生きづらさを
生み出している
そのような記載がありましたので
なるほど!と思ったのです。
みんなで同じ対象を
誹謗中傷するのは、
②の中での①。
SNSなどを駆使して
新たなつながりを得るのは
②の中での、①からの脱却。
情報が限られた孤島状態、
鎖国の時代であれば、①は
心地よい部分があります。
知らぬが仏、とも言います。
しかし、もう情報が
限られた時代には戻れません。
②は世界的な流れです。
となれば日本に住む限りは、
②の中で、①をどうプラスに
脱却して、
個々人の生きやすさを確保すべきか
考える必要があるのではないか。
ヒストジオっぽく少しだけ
地理の観点を加えてみますと、
都会になればなるほど
リアルのコミュニティを
構成する人の立場が雑多になるので
①同調圧力の文化は、元々薄い。
ゆえに、②になじみやすい。
しかし地方になればなるほど
リアルのコミュニティを
構成する顔ぶれが固定されているので
①同調圧力の文化が濃い。
例えば、コロナにその地域で初めて
感染した人を
SNSでバッシングするなど、
マイナスの方向に使われがちです。
ただ、一口に地方と言っても
色々ありまして
いかにも田舎!というところでも
移住者が多くて
人の顔ぶれが変わりやすい所は
比較的②をうまく使えてます。
同調圧力が薄いからです。
逆に地方の中の都市でも
排他的な文化の強いところは
逆に②をバッシングの道具として
使いがちなのです。
これからは、①②の乖離に対して
マイナスに行動していく場所は
どんどんさびれていき、
プラスに行動していく場所は
栄えていくと思います。
そういう情報もまた、
拡散されやすいからです。
さて、ここまで、地域の話で
進めてきましたが、
実は会社(組織)も
同じ問題に直面している、
そう思います。
DXだなんだという以前に、
①②の乖離に対して
どう臨んでいるのか?
読者の皆様の会社(組織)は
いかがでしょうか?
②を、新参者やはみ出し者を
バッシングするために
使ったりはしていませんか?
◆上記の記事をLinkedIn上で書いたところ、
長峰さんご本人から
以下のコメントをいただきました。
ありがとうございます。
僕自身も自分で投稿しながら、このようにコメントや記事として言語化していただけることで、深い学びを得る事ができております。
本当にありがとうございます🙇♂️
地方で暮らす、ということは難しい面もあれば素敵な面もたくさんありますよね。
僕自身は千葉県の奥地に住み始めて約9カ月ですが、たくさんの側面を見せてもらっています。
生命を感じ、人間を人間らしく育ててくれる側面も強くあると感じていて、一方で、その地域「らしい」人間になってしまうのも、また一つあるかもしれないと感じます。
だからこそ、②を上手く活用しきれず
地域内の悪口を言う場として使ってしまっているのかと…
SNSを活用して、より意識を日本に、世界に向けてもらえるような仕組みづくりができると面白い世の中になるかもしれないなあ、と今考えております🤔
これに対しての私のコメント返しはこちら↓
>『生命を感じ、人間を人間らしく育ててくれる側面も強くあると感じていて、一方で、その地域「らしい」人間になってしまうのも、また一つあるかもしれないと感じます』
①「人間を人間らしく育てる側面」
=本来の人間らしくない人間、
高度に発達した「都会」で
色んなものを見失った人間を、
癒して「再発見」させる「場」の機能
②「その地域「らしい」人間になる側面」
=特色ある地域に応じた人間、
キャラが立つ個性化が進む一方で、
同調圧力の文化の中で
異分子を「排除」しがちな「場」の機能
あえて「田舎」という表現を使いますと、
いわゆる田舎には
上記の2つの機能があるように感じます。
①はプラス、②はマイナスの面を
強調して書き出してみましたが、
①を活かしつつ、②を克服することで、
「田舎の強み」を最大限に生かすことが
できるように思います
(記事内で書いたように、一口に
都会や田舎といっても千差万別ですが…)。
長峰さんは、まさにその取り組みを
実践中なのだと思います。
>『SNSを活用して、より意識を日本に、世界に向けてもらえるような仕組みづくり』
せんのみなとを、長峰さんたちカラー、
香取市(その地域)独自のカラーを活かして、
発展させていくのと同時に、
日本各地、世界各地で同様の取り組み
(都会の方にとっての非日常空間、
キャリアツーリズム)を
実践している他の場所や
人とコラボすることで、
さらに重層的に発展する、と感じました。
まさに、刺激的なスパイス各種が
カレーの中で煮込まれて、
さらに味わい深くなるように…。
以下、手前味噌で大変に恐縮ですが、
以前に「土地柄」「地理」について
書いた文章を無料公開していますので、
もしよろしければ、ぜひ。
…と書いて、以下の記事を紹介しています。
『「これは本物のカレーか?」
~あなたの街は何カレー?~』↓
『土地柄と伝統、閉鎖と換気』↓
『天下、国家、故郷、通勤、ぜんぶ地理』↓
もし宜しければ、合わせて、ぜひ。
長峰さんたちの「せんのみなと」のページはこちら↓
ぜひご覧ください!
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