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30チームも覚えられる? ~意外と覚えられる~

例えば私は、以下のように連想していきます。
アメリカのMLB、「メジャー球団」の話です。

日本のプロ野球球団は12チーム。
アメリカのメジャーは30チーム!

「12チームの2.5倍…。全部覚えるのはちょっと」

確かに30チーム全部を「丸覚え」するのは
難しい、と思うんですね。
…どう「軸」をつくって、自分なりに
どう連想して思い浮かべるか
、だと思うんです。

本記事では、メジャーリーグの
30チームについて書きます。

2024年現在、日本人にとって
もっともホットなメジャーリーガーは、
「大谷翔平選手」ではないでしょうか?
ホームランを連発、ファンを喜ばせている。

…では、彼のチームは?

◆「ロサンゼルス・エンゼルス」から
◆「ロサンゼルス・ドジャース」へと
移籍したんですね!

ロサンゼルスは、アメリカ合衆国の
西海岸にある街。Los Angeles。
ニューヨークの次に人口が多い。
市域には約400万もの人が住んでいる。

スペイン語ではロサンヘレス。
「天使たち」という意味です。
つまりロサンゼルス・エンゼルスは
「天使&天使」。天使マシマシ…。

そこから、大谷選手は移籍しました。

ドジャース「Dodgers」の「dodge」には
「避ける」という意味がある。
ドッジボールのドッジと同じ。
「避ける人たち」なんです。…何を?

架空電車線方式の路面電車(トロリー)が
とても多かったブルックリン。
そこの住人たちは、ぶつからないように歩き、
「路面電車を避ける人たち」と呼ばれていた。
Trolley Dodgers。これがチーム名の由来!

…でも、ブルックリンと言えば、
東海岸にあるニューヨークの地区です。
そう、実は、ドジャースは
元々は西部のロサンゼルスではなく
東部のニューヨークにあった球団なんです。
1958年に、東から西へと移転した。

では、ニューヨークの球団は?

◆「ニューヨーク・ヤンキース」
私にはすぐに思い浮かぶ。

「ヤンキー」と聞くと日本では
ツッパリでリーゼント的なイメージが
想起されますが、アメリカでは違います。

当初、ニューヨークは
「ニューアムステルダム」という街。
オランダが支配していた都市だった。
そのオランダ人が、イギリス人のことを
「Jan Kees」とオランダ語で呼んだ。
これは蔑称でしたが、
今はそのニュアンスは薄れて
チーム名に採用されている…。

日本の放埓なヤンキーとは真逆で、
規律が厳しいチームとして知られています。
長髪や無精ひげは厳禁。
アクの強い選手が入団する時には、
髪を短く切り、ひげを剃って、
きっちりした身なりで入ることが多い。
私の中では「ゴジラ松井」のチームのイメージ。

あと、もう一つチームがありますね!
◆「ニューヨーク・メッツ」
ニューヨークは大都会。
「都会っ子」を意味する英語、
「メトロポリタンズ(Metropolitans)」。
これが縮まり、メッツと呼ばれる。
私の中では「稀代のパフォーマー新庄」
チームのイメージです。

西のロサンゼルス:エンゼルス、ドジャース。
東のニューヨーク:ヤンキース、メッツ。

「…イチローさんがいた、あのチームは?」

そうだった。
◆「シアトル・マリナーズ」
日本ではかなり有名! マリナーは海兵。
太平洋岸北西部の港町で、海兵さんが多い。

「あと、シカゴには、
広島のカープから移籍した
鈴木誠也選手がいるじゃないか!」

◆「シカゴ・カブス」
カブス(Cubs)とは「小熊」です。
ただ「見習い」や「未熟な若者」
という意味もあるそうです。
その昔、チームからベテランが引き抜かれ、
新人ばかりで戦わなければならなくなって
カブスと呼ばれた、という説もある。
カープからカブス、鈴木誠也。覚えやすい。

さて、ここで「地図」を思い浮かべましょう。

西海岸で、カルフォルニア半島に近い
南部にロサンゼルス。
カナダに近い北部にはシアトル。
逆サイドの東海岸の東北部にニューヨーク。
シカゴは、その間の「五大湖」のあたり…。

さすがに離れすぎ、ですよね。

なのでMLBは3つの地区にチームを分けます。
「西部」「東部」「中部」。
さらにそれぞれを2つのリーグ、
「アメリカンリーグ」と
「ナショナルリーグ」とに分ける。

30チームを3つに分け、さらに2つのリーグ。
30÷3=10、さらに10÷2=5。
「5つのチームのかたまり」が6つある。
この5チームずつで普段のリーグ戦を行う。

では、他の24チームの名前をジャンル別に、
その由来とともに押さえていきましょう!

≪靴下由来:3つ≫

◆「ボストン・レッドソックス」赤
◆「シカゴ・ホワイトソックス」白
◆「シンシナティ・レッズ」赤


そのまんま。ソックスの色、ですね。

≪職業由来:6つ≫

◆「クリーブランド・ガーディアンズ」守護者
◆「ヒューストン・アストロズ」宇宙飛行士
◆「テキサス・レンジャーズ」保安組織
◆「ミルウォーキー・ブルワーズ」醸造者
◆「ピッツバーグ・パイレーツ」海賊
◆「サンディエゴ・パドレス」神父


海賊に神父…。いかにもアメリカン…!

≪人由来:3つ≫

◆「アトランタ・ブレーブス」勇者ブラボスから
◆「フィラデルフィア・フィリーズ」市民の愛称
◆「サンフランシスコ・ジャイアンツ」巨人


…進撃のジャイアンツ?

≪街・施設・地形の名前由来:5つ≫

◆「カンザスシティ・ロイヤルズ」品評展示会から
◆「ミネソタ・ツインズ」双子の街
◆「オークランド・アスレチックス」クラブの名
◆「ワシントン・ナショナルズ」首都から
◆「コロラド・ロッキーズ」ロッキー山脈


今日からお前はロッキーだ!という感じ。

これで17チーム。
残りの7チームはヒト由来ではなく…。

≪鳥由来:3つ≫

◆「ボルチモア・オリオールズ」鳥
◆「セントルイス・カージナルス」鳥
◆「トロント・ブルージェイズ」鳥


オリオールもカージナルもブルージェイも、
全て鳥の名前です。
なお、ブルージェイズだけカナダのチーム。

≪動物由来:2つ≫

◆「デトロイト・タイガース」虎
◆「アリゾナ・ダイヤモンドバックス」蛇


虎。ガラガラヘビ。強そう!

≪魚由来:2つ≫

◆「マイアミ・マーリンズ」マカジキ
◆「タンパベイ・レイズ」イトマキエイ


マーリンとは海ではなくマカジキ。
レイズは、元は「デビルレイズ」という
フロリダ湾に多く生息していた
エイの名前ですが、
デビルだと怖いので削除して
レイ(光線)だけになったそうです。

最後に、まとめます。

本記事では、メジャー、MLBの30チームを
私なりに書いてみました。

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