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「今の自分では見えなくなっているもの」をこそ ~せんのみなとのキャリアツーリズムアットホーム中間報告~

自宅で受けられるキャリアツーリズム!
『せんのみなと』の
高崎 澄香 さん、長嶺 将也 さんの
「キャリアツーリズムアットホーム」という
サービスを受けています。

本記事では、その中間報告をしつつ、
皆様に紹介し、共有をしてみたいと思います。

なお、本記事の内容は私の現時点
(2023年3月27・28日現在)での考えであり、
私の主観に基づく報告です。
これから変わり得ること、そして
お二人の意図や主観には必ずしも
合致していない可能性もあることも、
最初にお断りしておきます。

今回は「STEP4の後の
オンライン面談」
について、です。

このサービスでは、複数のSTEPを踏んで
自分を深掘りしていくのですが、
STEP4においては、STEP1~3までの
「性格診断」や「自分史」を踏まえ、

◆自分の価値観を言語化する

これを行います。価値観の言語化!
これまでの4つのSTEPの中で
一番難しいワーク、でした。

設問に対して答える形でワークを行い、
その中で出てきたキーワードをまとめて、
「それは何のため?」と深掘りして
最大5つに絞って、明確化していく。

自分の心の中に「ダイブ」する感じになって
かなり難しいものだったんですよ。

ですが、ちゃんとそのヒントとして、
「価値観ワード」という資料が添えられています。
(こういうものがあるとわかりやすい!)
それを見ながら、一つずつ言語化していきます。

ここでは、結果だけを書き出してみますと。

◆表現・自由・ユーモア・独立・遊ぶ

この5つのキーワードが出てきました。
そこから「提供したい(してみたい)価値」を
まとめてみよう!という枠があります。
その欄で私がまとめた言葉が、

◆『自由に楽しく遊べて、
世界を広げる学びにもなる』

という言葉でした。その定義を書く欄には、

◆定義:強制されず自由、
楽しい、遊べる、世界を広げられる

ということを私は書いた。
自分の中ではすっきりと書けたつもり。
…しかし、どこか足りないような、
逆に作り足したような
、そんな感覚もあった。

はい、このSTEP4を踏まえての面談でした。
今回は、長嶺さんとの1on1
…ここでずばり、深掘りされていったのです。

その対話の中で、長嶺さんは、
「(長嶺さんにとってはもしかしたら)
言いづらい率直なご意見を出しつつも
基本は私(いなお)の考えを尊重して
考えを『引き出す』
」ことをされていった。

批判はしない。考えは尊重する。
しかし(長嶺さんが)思ったことはきちんと
こちらに受け入れやすいような口調で、指摘する。
なかなか簡単にできることじゃない、と思いました。
もしかしたら相手に嫌がられるかもしれないことを、
長嶺さんは、しっかりと言葉にして下さったのです。


私は、オンラインで話しつつ、
手元で手書きでメモを取っていったのですが、
それがどんどん埋まっていきます。
「気付き」や「発見」の連発!
その過程には、海の底に潜っていくような
苦しさも感じつつ、そこでしか見られない風景を
手探りしていくような楽しさもありました。

『…いなおさんは小説というツールに引っ張られて
その「小説ありき」で、このSTEP4の回答を
書かれたんじゃないですか?
それは「目的と手段の逆転」ではないですか?』

長嶺さんは、私に穏やかに指摘しました。
私はぎくりとしました。
…まさに、現在SNSで小説連載をしていることもあり
その「小説を書くこと」に
ひきずられた回答
になっていたからです。

私は、仮面をつけていたのです。

自分の考えを他者に伝えたいという想いがある。
しかし正直に言えば、現在のいまの私の
「本業」では、それが十分にはできていません。
これまでのキャリアでも、できませんでした。
「挫折」というか「ルサンチマン(怨み)」というか、
その不完全感を燃焼させるべく
小説を書いているような側面
が、私にはある。

もう一つ言えば、私は以前に
「学校の歴史と地理の教師」になろうとしていた
時期がありました。

それは、諸事情あって果たせなかった。
というより自分で燃えていながら自分で火を消した。

私は新卒では、ある教育産業の講師になりました。
しかしそこでは一年かけてじっくりと
教えるべき内容を、わずかな時間で
「ポイントを押さえて」「まとめて」
教えることを要求されました(当然ですが)。
「テストの点が取れる」ようにと…。
学習嫌い、言葉が通じない子どもにも、
わかりやすく、興味を持ってもらえるように
通じる言葉で話す必要が、あった。

そんな中でいつの間にか「狭く深く」ではなく
「広く浅く」伝えることを、
無意識に重視していた
のではないか?

指摘を受け、そのように私は振り返りました。
それを見透かしていたかのように
長嶺さんは私に言いました。

「『自由に楽しく遊べて、
世界を広げる学びにもなる』という
言葉を他者が聞いた時、に

軽いノリでやってくる『おちゃらけマン』も
いなおさんのところに来るかもしれない。
しかし、そんな軽いノリでくる方に対して、
あなたは本当に価値を提供したいのでしょうか?


そう、私の「装った軽さ」「道化の仮面」を
長嶺さんは見事に言い当てたのです。

私は(実はこう見えて?)ガチの堅苦しい
学問も学んできた経験のある人間です。
修士論文では、かなり息苦しくなるような
論理を展開しました(その出来はともかく)。

しかし、日々のあれこれ、世の中を生き抜く中で、
営業など自分だけで物事が決まらない業務の中で、
すぐ先方の気分でリスケが繰り返されるような中で、
『自由に楽しく遊べて』を前面に出すようにしてきた…。

それを、再発見した。

「『自由に楽しく遊べて』ではなく
『ユーモア/ユニークな表現を通して』
世界を広げるキッカケをつくる
、のほうが
より自分を表現できるのではないでしょうか?
そのほうが『いなおゾーン』にくる方を
絞れる
ような気がします。

…ただし、これは私が今ぱっと思いついた
表現に過ぎません。
ご自身で、また深掘りをしてみてください

はい、わかりました!という気分になった。
すごく、納得感がありました。
…読者の皆様は、ここまで読まれて
いかがでしょうか?

最後に、まとめます。

この「オンライン面談」で、長嶺さんは
わずかなヒントから私の表面的な装いを見破り、
本質に迫る価値の問い直しを、私に提案しました。


その姿に、私は、幕末の志士の一人、
吉田松陰を思い出した。

「諸君、狂いたまえ」と松陰先生は言った。
高杉晋作、伊藤博文、山縣有朋などの人材が、
彼の言動に触れて、生まれていきました。

(雨瀬シオリさんの吉田松陰の漫画、
『松かげに憩う』もおすすめです↓)

江戸幕府が作り出した「分を知る価値観」から、
「狂う=自分の本当にやりたいことを解放する」
そのような触媒のような存在だった
と言います。

私は、オンライン面談を思い出して、
いま、そんな心持ちでいます。
その余韻の中で、また自分なりに、
心にダイブし、深掘りをしていこうと思います。

※『キャリアツーリズムアットホーム』
前回(STEP1~3)の中間報告はこちら↓

※せんのみなとさんの
キャリアツーリズムアットホームの
ページはこちらから↓

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