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夢や目標を持ち続け、初志貫徹するのは大事なのか?

確かにそうです。継続は力なり。しかし、

「その夢、目標を常に問い続け、精査し、
本当にそれが今追い求めることなのかどうかを
改めて確認し、もしも疑念が生じたら
計画を変更すること」
も、同じくらい大事ではないか?

そう思ったので、本記事を書いてみます。

◆一度夢や目標を決めたらブレずに継続すべし!
◆夢や目標に疑念があるならブレても構わない!

…相反するような二つの文ですね。
このように両天秤で考えて「決断」することは
個人的にも組織的にも、あり得ます。

◎継続するか、変更するか?

あえて私は二者択一のように書いたので、
「どちらかが成功」「どちらかが失敗」
そのように感じられますよね。

これは言葉のトリック。
先に、結論から申し上げます。

◎どっちでもいい、「成功」に「すれば」いい。

私は、そう思います。

「ずいぶんいい加減な人ですね!」
そのように思われるかもしれない。
しかし、文字通り「いい加減」
大事なのではないか、とも思うんです。

というのも、そもそも未来のことなんざ、
超能力者でもない私にはわからない。
予測はできるが、絶対ではない。
ならば、継続しようが変更しようが、いい。
なぜならどっちも失敗もあり得るから。
同じようにどっちも成功もあり得るから。

これは実は、二者択一ではないのです。

「完全に継続」「完全に変更」の間には、
無数の選択肢が横たわっています。

◆根本は継続しつつ、手段だけを変更する
◆いったん中止しつつ検討は継続しておく
◆ケースバイケースで継続か中止か決める


…そういうやり方だって取れますよね?

そもそも、結果が「成功」したかどうかは
評価の問題、評価者がどのように
基準を決めて判断するか、の問題です。

いささか乱暴ですが、どんな結果でも
「成功」に「すればいい」のではないか…。

もちろんその評価自体に
賛否両論はあるでしょうけれども、
「私的にはあの時の決断は成功だった」
と思えれば、それは成功だと思うんです。
逆なら「失敗」。

ちょっと混ぜこぜに書いたので、
もう一度、整理して書いてみますと、

◆計画の継続・中止、それ自体に「正解」はない
◆どっちでもいい
◆未来のことは、わからない
◆未来が過去になったら「成功」にすればいい
◆そもそも、絶対不変の正解も成功もない

という感じでしょうか?
でも、このような反論もおありかと思います。

「個人的なキャリアならそれでもいいけれど、
複数の人が関わる組織の行動については
『客観的に見て』正解や成功もあるのでは?


確かに、その通りです。
例えば会社で経営判断をする際。
時の社長がとんでもない施策を行ったがために
経営が悪化、倒産してしまった…。
これは「失敗」以外の何物でもないのではないか?

「世間的」には、そう思われますよね。
…でも、本当にそうなのか?

若干、ひねくれたことを申し上げますと、

会社の倒産、とは
「経営の当事者」にとっては「失敗」であっても、
他の人にとっては「良かったこと」かもしれない。

というのは、そんなとんでもない施策を行って
経営判断を誤るような会社が倒産するのは
「世間的」にはプラスかもしれないから。

そこに勤めている人にとっては、
さっさと次の進路を決められるほうが
プラスだったかもしれないから。


…もしかしたら経営の当事者にとってすら、
その時点で会社が倒産して
経営の重荷から「解放」されたほうが
個人的には「正解」だったかもしれないから。


これが、街とか国とか、
そういうレベルになると、
関係者が膨大になってきますので、
何が正解で失敗なのか、正直、わかりません。
そもそも唯一絶対の正解なぞありません。
歴史の解釈は「常に」賛否両論。
その時々で称賛されたり批判されたり
各人の立場と考えにより変わりますから。

だからその時々で「折り合いをつける」
しかない
かな、と思います。
納得の問題であるようにも思うのです。

ただし、揺るがないものもあります。
それは「死んだ人は生き返らない」こと。
もし会社を倒産させた人が
「責任を取って自殺」などしてしまったら、
その人は生き返らない。

死んでしまえば、その後の行動はできない。
やられたらやり返す、もできなくなる。
だからこそ、一時の「恥」を忍んででも
「生き汚い」と言われようとも、生きて行動する。
生きてこそ、いつかはやり返せる。
それだけは、揺るがないように思います。

以上は、今の私の独断と偏見です。
読者の皆様は、どう思われるでしょうか?

さて、ちょっと話が膨らみ過ぎたので、
視点を変えて、まとめに入りましょう。

私が本記事でこう書いてみたのも、
高崎 澄香 さんのnote記事を
拝読したこと
が契機です。

高崎さんと言えば 長嶺 将也 さんと
#せんのみなと を経営されている方↓

さまざまなキャリア支援サービスを
行っている方なので、当然、
「キラキラとした経歴」を
お持ちだと思われるかもしれません。

しかしながらご本人は
このようにツイートをされています↓

(ここから引用)

『キラキラな経歴と言われますが…
高崎は高校時代ビリギャル状態。
偏差値も40とか
朝は学校行けてなかったです。
受験も失敗したし、バイト三昧。
自分と向き合う勇気もなかった。
だから良い人と出会えた事に
感謝しかありません。
自分もそんな人であろうと生きています。』

(引用終わり)

そして、ご自身が就活の際に出会った
「良い人」のことを書かれたnote記事を
紹介されているのです↓

ほんの一部だけ、引用コピペで紹介します。

(ここから引用)

『「やっぱり自分は営業で
幅広く探した方がいいんですかね…」
「営業っぽくないけどなぁ高崎さんは」
えぇ、そうなのかな?
「話を聞いていて、考えることが
好きなのかと思ったよ」

考えることが好き。

難しいことを考えたり調べたり、
政治や哲学を含め、それを話したり
考察するのが好きでした。

ただそれは頭のいい人たちの仕事だ
という偏見があって、
手を動かすものづくりを仕事にする方向から
逸れることがありませんでした。

本来の強みはそこでないことに
気づけた瞬間です。

ただずっと服や雑貨に関わる人間だと
思っていた自分としては、
なかなか受け入れがたい事実でもありました。』

(引用終わり)

高崎さんは就活時に
「服や雑貨の仕事」をするという当初の計画を、
ある人との出会いが契機となり、変更します。

この「計画の変更の経験」こそが
キャリア支援のせんのみなとを作った
一つの要因になっている。

そんな「せんのみなと」では、
来たる2022年9月10日(土)に、
#23卒 #24卒 の学生向けに
キャリアを考えるイベントをされるとのこと↓

学生自身だけでなく、その保護者の方にも
情報が届けばいいなと思い、
最後に紹介しました。

◆なお、手前味噌で恐縮ですが、
歴史上で「南極到達競争」をした二人、
アムンゼンとスコットの対照的なキャリアと
その「決断」
を以下の記事にまとめております。
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