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幽霊屋敷から始まった不思議体験4

書き忘れましたが
GoogleMAPとかギリ無かった時代です

当時も、完全に幽体離脱だ! と思っていた訳ですが。

それにしても不思議なのは
私が公園と森の話をしたときに、お偉いさんの家だと教えてくれた方との話が見事に噛み合っていたことです。

 Yちゃんと行った時は、幽霊屋敷の前側から行ったので、後ろ側がどうなっているかなんて全く解らないのですから。

 そんな出来事があった後、私はYちゃんに電話をしました。
 そして、事の次第を話ました。

「あの幽霊屋敷の裏に公園あったって知ってる?」
 と聞くと。
「あの時は表側から行って直ぐ返って来たからわかんないよ」
 と言われました。
 私もその通りで、どこの上から見たか解らない情報しかありません。
 もしかすると、話が噛み合ったのは偶然で、ただの夢かもしれません。

 そして「近く一緒に確認に行って欲しい」 と言うと
好奇心旺盛なYちゃんは二つ返事でOKをくれました。

 そして数日後の夜、2人で幽霊屋敷周辺の確認に行きました。

 車で幽霊屋敷まで行くと、その手前に横道がありました。
 上から見た通りの道です。
 そこを入ると直ぐ左手に公園の入り口がありました。
 車止めのような、ステンレスのポールを逆Uの字型に曲げた物が入り口に据えてあります。

 2人で目を丸くして見つめ合いました。

 そして、その入り口まで行くと。

 そこから、奥まで伸びた細長い公園が見え、ブランコや遊具の配置も上から見たそのままです。
 ど真ん中に配置されている木も私が見た通りです。

 道々、Yちゃんにその説明もしていたので、かなり驚いていました。

 暫し呆然と公園を眺めていましたが、急に怖くなり、2人で逃げ帰ってきました。

 その脇道は下の道路に通じていたので、私が上から見た通りに下の道に出たわけですが。幽霊屋敷から下の道まで、上から見た通りに森が続いていました。

 そこから暫くは、2人の語り草になりました。

 その出来事があった後に、「エピソード2」の地下通路の話を聞く事になるのですが。

 今考えると、結局その幽霊屋敷は幽霊屋敷では無く普通の家で、
なおかつお偉いさんの家、森の所有もお偉いさん。

 と言う事は…。
 お城に抜け道があるがごとくに、お偉いさんの家にも『有事に備えた地下通路』 があってもおかしくはないなと
 蝋燭と茶碗の話も異様でしたが。
 ちょっと考えると、蝋燭を直持ちすると熱いので、茶碗が蝋燭台代わりなのかもしれないなと思うわけです。

 もしかすると、潜入(不法侵入)した子は本当の事を言っていたのかもしれないですね。

 あと、私が幽体離脱をしてしまったのは
 はじめは、私が気にしすぎてその家の霊に誘われてしまったのではないか?
 なんて思ったりもしましたが
 多分ですが。
気にしすぎたのはその通りで、気にするが余り、自分で勝手に飛んだのかもしれないな~。
 と今は思って居ます。

 そんなちょっと不思議な話でした。