人事の組み立て~脱日本型雇用のトリセツ~
日経BP社2021年4月5日初版 海老原嗣生著
こちらも、キャリアカウンセラーとして、必読書と思い、一気に読みました。2度目を読み込んでいる最中ですが、推薦図書としてnoteに紹介させて頂きます。
古巣のリクルートグループで海老原さんと言えば、雲の上の方。ちなみに私はお会いしたことはありませんが、噂というか凄さはず~っと耳にしておりました。何冊か海老原さんの著作は読み込んできましたが、現場と理論を知り尽くしたその”凄さ””納得感”があまりにも脱帽でした!
発達凸凹児を育てながら、三足の草鞋状態で社会参加している一介のキャリアカウンセラーではありますが、「日本型雇用」の陰に泣く多くの女性や若者たちを陰ながら支援し励まし、サポートしてきた立場として、こういう「現実的な処方箋」がはっきりと示されている書籍が、人事部をはじめ、労働政策に携わる国や地域などでももっと正しく理解されることを願ってやみません。
上流工程で水が汚れてしまえば、下流域で生活する人々にとっては死活問題です。”人事権”という権力は、働く人にとっては、絶対に逆らうことができないものすごく強大な権力です。
強きをくじき弱気を助けるヒーローは、世の中に多くはいません。強いものがより強く、弱いものはひたすら弱くなるしかない弱肉強食の世界を生きる草食動物であるカウンセラーの立場としても、強くお勧めしたい一冊でした。
※家族で船釣りに出掛けた際、次男が釣り上げた河豚。ワークライフバランスが取りにくい現代の日本社会で、幸せになるための処方箋、ARCA®の活動を通してもお伝えしております♪
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?