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就学前教育カリキュラム改訂版 ハンドブック 新幼稚園教育要領等対応

平成30年3月 東京都教育委員会

こちらのハンドブックは、娘の幼稚園に設置されていたので、たまたま手にした一冊市販されてはいませんが、東京都教育委員会のホームページからダウンロードできます。

わざわざ、こんな活字だらけの本を買って読む人は、幼稚園の先生くらいでしょうから、一般の人に無償で配布しているという点においては悪くないと思います。

しかし、しかし!人生の大半を決定づける”幼稚園”時期こそ、すべての大人がその教育に携わる人を支援しなければいけないのに、この内容では、関係者にしかわからないような「超難しい」書き方です。

そもそも、0~5歳の子どもたちは、言葉は通じません。

意思疎通が図れない「物体」「未知な動物」「宇宙人」と同じ生命体です。ロボット作ったり、AIを作るよりも難易度高く、複雑で抽象的なサポートと愛情が無ければ、「ヒトの子ども」は育ちません。

3人の発達凸凹さんとほぼ一人で育ててきた高学歴ワーキングマザーの立場からしても、どれほどミスマッチが起きているのか、理性と感情のタガが外れたりもしました。

無知な大人が、を尊い「ケア労働」を「ブラック労働」に貶めてきました。潜在的保育士の人数の多さからも、給料と労働とがわりにあっていない、ということは数字からも明らかです。

こちらのハンドブックを作成しているのはおそらく男性だと思われますが、、、幼稚園教諭の資格を取得するためにかけた労力と、労働の対価から得られる報酬とのミスマッチを考えると、成り手がいなくなるし、そもそも子供を産まない方がリスクが少ないということは、私でも考えたりしました。

母親に甘えすぎ。ケアワーカーに頼りすぎ。

そんな課題意識をひたすら持ちつつ、2作目の出版企画(次は商業販売狙います)を練る日々です。

子供の成長は待ったなし。苦労の代価に得られるものも大きいですが、失うものももちろん大きい。粘り強く、持続的に一歩一歩育てていくことは、未来を担う子どもたちへのリスペクト、すべての大人が自分も子どもだったことがあるということに立ち返る必要があるということを、しみじみと感じています。

のど元過ぎればなんとやらという、責任を取らない為政者や大人たち。負債を未来に送らないでくださいね。

※写真は、筑波山に行ったときの写真。こんな写真ばかり載せて恐縮ですが、逃げ出したくなると高いところに行きたくなります(笑) 3人もの凸凹さんを育児しているだけで表彰されてもいいよね💛


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