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フィールドワーク 北畠史跡

私の大学では、3年生になるとそれぞれのゼミ別にゼミ旅行が行われます。本来ならば、私達の中世ゼミⅡは今年のゼミ史料として使われている出雲大社を訪れるはずだったのですが、残念ながらコロナウイルスの影響で延期になってしまいました。また、秋ごろにはフィールドワークとして学年別に三重県の色々な場所を訪れるのですが今年は残念ながらこちらも延期になってしましました。
そこで、私が現在調べている伊勢国司北畠氏の本拠地ともいえる一志郡多芸(現在の美杉町)をフィールドワークすることにしました!

道のり
私の住む場所から、美杉に向かうには2つのルートが存在します。一つは、北上して久居方面を通るルート。もうひとつは、飯南方面にいき山を超えるルートの2種類です。前者は、安全だが時間が掛かる。後者は、山道を通るので危険だが短時間で行くことができる。せっかちな私は、後者を選択し行くことにしました。しかし、この山道が横幅3mほどしかない極細の山道でヒヤヒヤとする場面がたくさんありました。後から調べてみると、櫃坂峠(ひっさかとうげ)という峠好きの人には人気のルートだったみたいです笑

目的地① 美杉ふるさと資料館
ここは、美杉町の歴史や風土に関する資料が集められている小さな資料館です。しかし、美杉町の歴史といえば北畠氏。年表や城の配置図などが展示されていて非常に面白かったです。ここでは、多芸城下絵図なるもののレプリカが格安の500円で、販売されていて即買いしました笑。また、資料館のおじさんに今、大学生で北畠氏を調べている事を話しすると、展示されていた年表やいろいろなものをプリントアウトして頂く事ができました。非常に感謝です。

目的地② 北畠神社
北畠神社は、北畠家初代伊勢国司北畠顕能公を祭神とする神社であり、国指定の史跡「多気北畠氏城館跡」の所在しています。先程の、資料館のおじさんに聞いたのですが、北畠神社の神主さんは私の大学のOBらしくてお会いしたらまたお話をしてみたいです。ここには、神社のほかに北畠顕家公の像もあり、北畠氏に興味の有る方は一度は来てみてほしいです。
また、霧山城への登山ルートもあります。しかし、山道を1kmもあるかなければならないので体力のない私は、諦めました。

最後に
一志郡多芸というのは、古来より交通の要衝でありましたが非常に山深い土地であります。それは、現在でも変わらず行くのは一苦労する土地であります。しかし、実際に足を運ぶことで文献資料や論文を読んでいるだけではわからないことも、分かることがあります。この記事を読んでくださった方の中で歴史に興味の有る方は、一度それとゆかりの有る場所に足を運んでみるのも楽しい機会になると思います。

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