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「山登り型」と「川下り型」 #42


Hisaと申します。

最近、キャリアについてプロの方に相談に乗ってもらいました。
相談に乗っていただいた中で、


「山登り型」と「川下り型」


という話が出てきたので、
本日はそれについて書いていこうと思います。


2つのキャリア形成タイプ

今回ご紹介する「山登り型」と「川下り型」のキャリアタイプ。


「山登り型」というのは、

・すでに登る山(目標)が定まっている。
・目標に向かって、逆算的に計画を考えていく。

という特徴があります。


例えば、「3年後にイタリア料理店を経営する」と目標を立てた社会人がいたとします。

お店を建てる前に実際に飲食店で働き、
接客・調理。会計といった経験やスキルが必要であることを学びます。
そこで、

  • 会計の知識を得るために、簿記の勉強をする。

  • 2~3年はイタリア料理店で働き、調理や接客の経験を積む。

というような計画(=ルート)を考えて、進み始めます。


未来から逆算して計画を立てて、キャリアを形成していくのが、
「山登り型キャリア」



一方で「川下り型」というのは、

・行き先を決めず、流れに身を任せる。
・局面で「右」か「左」を判断する。

というのが特徴で、
大きな岩や流木を避けながら進んでいく形。


例えば、たまたまイタリア料理店の求人を見て、
バイトを始めた女性がいるとします。

飲食店で働く中で、

  • 自分は人とかかわるのが苦手だから、接客は難しいな。

  • 決められた調理工程をこなすのは、結構楽しくて向いているかも。

自分の得意なことや苦手なことが見えてきます。


明確なゴールを決めずに、目の前のことを必死で取り組み、
自己理解を深めながら、その時々で必要な判断や経験をしながらキャリアを作るのが、「川下り型キャリア」


とのことです。



自分がどちらかに気づくことが重要

とはいうものの、自分どちらのタイプなんだろうと?と疑問に思うところではあります。
ただ、人間の大半はみな「川下り型」のキャリアを歩んでいるとのこと。

確かにやることが決まっていれば、
それに向かって全速全身すればいい話ではあるが、現代人を見ると


「自分は一体何をしたいんだろうか…」


と悩んでいる人は数知れず。
自分もそうなのですが、多くの人は本当にやりたいことが分からず、
仮にやりたいことが分かっていたとしても、なかなか大きく踏み出せないというのが大半なんですよね。


自分自身も考えたり、客観的に話を聞いてもらった結果、
川下り型の人間であることに気づきました。

今振り返ると、


「まぁ~そうだよな」


と納得できる部分は大いにありました。



自分の型を知ってどうするか

一見、山登り型の方が目的地に向かって進める分、よいではないかと思う部分もありますが、人によって、正解・不正解があるとのこと、

「山登り型」は、明確なゴールがないと動きづらいという側面があり、
「川下り型」は、流れに身を任せすぎると、自分の望まないゴールにたどり着くことになります。


重要なのは、この組み合わせを今の自分の状況に合わせて使い分けること。

どの仕事についていいかわからなければ、
ひとまず目の前に来た機会に飛び乗って、流れに身を任せながら自分というものを理解していく。

身を任せた結果「これは違うな」と思ったら、
自分が本当にしたいことが見えてくるまで考え、絞り出していき、
見えてきたら、ゴールを定めて、逆算的にキャリアを積んでいく。


こんな感じで、正解というものを探すのではなく、
その時の状況を観察しながら、バランスよく進んでいくことが重要になります。

実際、自分も川下り型人間だなと気づき、流れに身を任せながら進んでいる感じはありました。
ただ、それでは大きな岩にぶつかったり・流木を避けることにエネルギーを使うのに必死になったりして、結局どこに向かいたいのかよくわからないまま進むだけになります。


今回のこのキャリア形成の話を聞いて、
自分がこれからどの方向で進んでいくのかを、今一度振り返りながらしっかり考えていこうと思います。


みなさんはどのタイプで、今度の地点にいますでしょうか。。。
今回の記事がお役に立てれば幸いです。


そんな感じで、本日もお疲れさまでした🌙



Hisa


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