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日本人たちよ、怒り、悲しみ、不安になれ!

Instgramはメンタルに悪い

みなさん、SNSを全く目にしない日なんてほとんどないことだと思う。

そのSNSがメンタルに悪影響であり、中でもインスタグラムが最悪という話を知っているだろうか。

その理由は明らかにはされていないが、「インスタ映え」なんて言葉もあるように、他人の「映える」「盛れてる」キレイめな画像で溢れていることと無関係ではないだろう。

他人のポジティブなものは、メンタルには非常に悪いのかもしれない。

たくさんの人間の良い瞬間だけを集めたものと、リアルな自分の生活を比べたら、幸福感ではどうしたって勝ち目はない。

そういうものと割り切って見ることができれば悪影響も少ないのだろうが、人間はそんなに立派には出来ていない。

SNSと距離を取るくらいしか有効な具体的対応策はないだろう。

ポジティブで溢れた世界の危険

インスタなどのSNSに限らず、現代社会にはポジティブなものこそ良いというメッセージが溢れている。

感情で言えば、幸福感や喜び笑いなどは良いものとして公にされ、怒り、不安、悲しみなどは悪いものとされて抑え込んだり解消したり過ぎ去るのを待つものと考えられている。
常識的には。

だが、先に挙げたように、他人のポジティブ感情が自分のメンタルにネガティブな影響があるのならば、その逆も有り得るのではないか?

だとすれば、ネガティブを覆い隠そうとする今の世界は不自然であり、ネガティブの持つ力をきちんと使えていないということになる。
それは非常に勿体無いのではないだろうか。

ネガティブ感情の持つ強大な力

例として、ネガティブ感情の中で、怒りに着目してみよう。

まず、怒りの感情が起こる時はどういう時かと言えば、まず「自分の大切なものが脅かされた時」である。
大切な家族に危害を加えようとする相手、大切な価値観を軽視する相手などに対して発動する。

こういう時には高い身体能力と意志力が必要となるため、アドレナリンやノルアドレナリンが分泌される。
つまり、大きなエネルギーが生まれるのである。
それを押さえ込むなんて勿体無い。
むしろ、最大限に利用すべきである。

では、他人から見た怒りはどうだろう。

「怒っている人」は、強烈に注意を引く。
幸せそうな人と怒っている人の2人がいたら、どっちから目が離せないか。
自分の職場にその2人がいると考えたら分かりやすい。
例えば、上司が幸せそうで機嫌の良い時と、怒ってピリピリしている時。
ネガティブなものは注意を引きやすいのである。
そして、どっちの頼み事の方が断りにくいだろうか?

つまり、怒りは、本人にも周りにも強い力を持つということである。

ネガティブの価値を知ってバランスを取ろう

なぜ今ネガティブ感情の価値に改めて注目する必要があるのかと言えば、世の中がポジティブに偏りすぎているからである。

ポジティブ感情というのは満たされている時に感じるものであって、行動を呼び起こすことはない。

ネガティブ感情こそが行動を呼び起こす。

そういう意味で、今ほどネガティブの力を生かすべき時はないと言える。

最後に、ネガティブ感情の価値について学べる本を紹介する。


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