生産国のおはなし 【ルワンダ】
当店では【カリシンビWS】というルワンダのコーヒーも扱っています。このコーヒーの味わいが好きで、もっと多くの方に興味を持ってもらいたい…!
そこでルワンダコーヒーをざっくりと紹介します。
■地理
「ルワンダ共和国」はアフリカ大陸の中央に位置し、コンゴ民主共和国・タンザニア・ルワンダ・ブルンジに囲まれた内陸国です。
かつて大量虐殺があった事など、暗い影を落としているルワンダの人々にとって
コーヒーは最も大きな収入源であり、農産物の中でも輸出額1位を誇ります。
「千の丘の国」とも呼ばれるほど山々が多く、なだらかな丘陵が続いています。起伏が多く、標高の高い土地、火山性の豊かな土壌、十分な降雨量という条件が揃ったルワンダは、高品質なコーヒーの栽培に理想的な土地であり、コーヒーの中でも歴史の長いブルボン種が多く栽培されています。
■ルワンダコーヒーの特徴
ルワンダのコーヒーの特徴は農園ごとに分けられるのではなく、精選工場ごとに分けられます。約50万の小規模農家によってコーヒーが栽培されていて、有機肥料を使わない自然栽培を行っています。
特に水洗式で処理されている豆が多く、商品名の「WS」とは水洗処理場(ウォッシングステーション)の略です。
味わいの特徴としては、フルーティーな酸味や花のような甘い香りが感じられる豆が多いです。
「カリシンビWS」もフルーティーな香りと酸味がありますが加えて甘みが強く、すっきりとした口当たりの優しいコーヒーになっています。
■世界的な評価
ルワンダコーヒーのグレードはカッピングと欠点豆の数によって決まります。グレードの高い豆は欠点豆の混入が少なく、風味のバラつきも少ないです。
カリシンビウォッシングステーションは女性が責任者です。そのせいか、生活水準の低い女性に対し優遇しています。ここで働く女性の意識は高く、非常に丁寧な精製を行っているため、欠点豆が極めて少ないです。
そうした丁寧な精選技術だけでなく、近年スペシャルティコーヒーの栽培も進んでいる事から、世界的に注目が集まっています。
また、2008年からアフリカ大陸で初めて国際的なコーヒー品評会である「カップ・オブ・エクセレンス (COE)」の開催国となりました。
ルワンダが世界における最高品質のコーヒー産出国の一つと認められた証とも言えます。
あまり馴染みがないルワンダですが、丁寧に処理された上品な味わいのコーヒーを是非一度、ご賞味ください☺️
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?