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心理学講座④ 「ゼイガルニク効果」

途中で中断した方が勉強している内容を詳細に記憶できる

休憩せずに課題をやるタイプの方が一気に仕上げられ、勉強熱心に感じられますね。しかし、実は途中で中断して休みを入れた方が課題の内容をより記憶できるという実験結果があるのです。


ロシアの心理学者ゼイガルニクは実験参加者に簡単なパズルなどの課題を与えて、いくつかの課題では半分ぐらいまで進んだところで中断させました。全ての課題が終わった後で、課題の内容を質問したところ、中断しなかった課題よりも中断した課題の方が、参加者は詳細に覚えていました。


ゼイガルニクは、課題が完了していないことにより、記憶が異なった形で貯蔵され、より強く記憶されていると推測しました。

・ゼイガルニク効果=未完の課題は完了した課題よりも想起されやすい

•「続きはCMのあとで」は視聴者的にはとても気になる。続けて番組を見てしまう。
・メールやラインの返事が来ないとやたらと気になる。
・勉強や課題ではこまめに休憩をはさむ。


課題やタスクがあるときには、あえて少しキリが良くなる前の段階で残すと、次に取り掛かる時にスムーズに取り掛かることができます。


わたしも読書や英単語帳を読むときは途中で切り上げます。デスクの上はあえて綺麗に片付けないことで作業にとりかかりやすくしています。

ぜひみなさん、使えると思ったら試してみてください。

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