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#16『サクラダ・ファミリア理論』ジブン亡き後の未来を想像して行動できますか

おはようございます。
袈裟や仏具の企画販売することを通じて豊かなものを拡げていきたい
久柳-くりゅう- の 昌子久晃(しょうじひさてる)です。

タイトルのサクラダ・ファミリア理論は造語です。

サクラダ・ファミリアはスペインの大聖堂で、1882年から着工されているものの、いまだに着工されていません。2026年に完成するとも言われていましたが、新型コロナパンデミックの影響で寄付が激減し、完成が見込みが先送りされているようです。

建築家のアントニ・ガウディ(1852-1926)によって設計されました。
※余談ですが、今まで「アントニオ・ガウディ」と思ってました。
アントニ『オ』ないらないのですね笑
ガウディさん、ごめんなさい。

自分の生きている間に完成しないものを設計した

サクラダ・ファミリアのことは大学生時代の25年近く前のことで、テレビので知りました。

その設計を手掛けた、アントニ・ガウディは、到底自分の生きている間には完成しないものを設計した。
ガウディ没後100年が経っても、出来るか出来ないか、という時間軸です。


1852年 ガウディ生誕
1882年 サクラダ・ファミリア着工
1926年 ガウディ死没
2026年 サクラダ・ファミリア完成見込みと言われていたが先送りされそう


自分のいない世界を見据えて行動ができるか

テレビで、ガウディが生きている間に完成されない建築物の設計をした、ということを知って、心が震えました。
サクラダ・ファミリアの壮大圧巻のフォルムも手伝って、ということもあると思います。

自分の手がけたものは、自分の目で完成を見届けたい、変わった姿を見届けたい
誰しもそう思います。

アントニ・ガウディを例に出しましたが、同じようにした建築家やアーティストは世の中に多くいるはずです。

目の前の、成果の出る仕事に向かって、行動するだけでなく、
自分のいない『未来を想像』して行動することで、良き『未来が創造』される

それが、勝手に作った言葉「サクラダ・ファミリア理論」です。

現に、長い時間をかけて建てられた完成間近のサクラダ・ファミリアは、世界中の人を魅了しています。

少子高齢化の現代に必要な考え方

とはいえ、なかなか、できることではありません。
自分の手掛けたものは完成を見届けたいですよ。

とはいえ、とはいえ、少子高齢化叫ばれて久しく、人口減少にも歯止めがかからない状況。
ある程度、人口減少社会を前提とした、社会設計がマストな世の中です。
目先のことだけ考えて行動すると、未来へ豊かな世界を残せないです。

寺院存続にも関わる考え方

もう少し自分事に考えると、
クライアントさまである寺院も、地方に位置するところは少子高齢化が著しく、それは「檀家減少」という死活問題につながっていることは、もう現在進行形。

高齢の住職の中には「自分の代さえしのげばいい」と考えている人もちらほら。比較的、30代ー40代ぐらいの住職の方が、肌感としてより危機感をもっていて未来を見据えた行動を取っているように思えます。

もう、言わずもがななので、詳しく書きませんが、伝統工芸の世界でも当てはまる考え方ですよね。

いや、そう考えたらこれって、あらゆる物事に当てはまりますね。

未来の子どものためにも

さらにミクロに自分事に考えてみます。
私は3児の父です。
地域でも、子ども向けのお祭りやイベントにもささやかながら関わったりしています。

その子どもたちのために、その孫たちのためにも、少しでもよい世の中を残す行動をしていきたい。
スモールステップでもいいから。

地域の集まりなんかでも、あと10年生きられるかどうかというジイさんが、自分のことや自分の団体のことばかり考えた発言をしている場合じゃない。


目の前の課題にも向き合い、目の前の仕事をこなして、稼いで、ご飯食べることは、生きていくためには、当然必須です。

並行して、未来を見据えた「サクラダ・ファミリア理論」を片隅に置いて、頭の何パーセントかでも、行動を取っていきたいものです。


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