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これ読めないだろう!

これ読めないだろう!

と思い知らせて何になる。
今の高校生全員が、
「舞姫」を読まなくてはならないのだろうか?
私の高校生時代にも、「舞姫」が教科書に載っていた。
そして授業で読まされた。
つまらなかった。

小中学生や高校生に聞いて見ると、面白い読み物をいろいろ読んで楽しんでいることが分かる。
私の子供時代も、読みたいものをさんざん読んだ。
それでいいのだ。
それがいいのだ。

読みたいものを読む。
読めるものを読む。
読めるものが増える。
読みの楽しみが増える。
読む力が伸びる。
それがいいのだ。

自分にとって必要なものを読む。
文字や語句や文章が難しければ、
辞書や参考書やネットで調べたりして、何とか読み取る。
あるいは、人に手助けしてもらって、何とか読み取る。
そうする経験を通して、読む力が伸びる。
文字力も語彙力も文章力も伸びる。
それがいいのだ。

難解なものでも、平易なものでも、
読みたいものを読めばよい。
それでいいのだ。
それがいいのだ。

森鴎外の「舞姫」を、77歳の今また読み返したが。やはりつまらない。内容も、筋も、文体も、どれもつまらない。

でも、テストが!
という声も聞こえる。
高校生の時、「舞姫」をつまらないと感じた私の、国語科テスト成績は、いつもトップクラスだった。
これって、どういうこと?

読みたいものを次から次に読むという私の読書法は、
若い頃も今も変わらない。
読みたくないものは読まないという私の読書法も、
若い頃も今も変わらない

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