学びを楽しく実りあるものにする10条件

拙著『国語を楽しく』では、教室での学びを楽しくて充実したものにするために必要と考えられる21の条件を提示している。その全部を並べると長くなるので、そのうちの半分、つまり、偶数番目だけを取り出して、通し番号を付けて並べると、次の10条件になる。

①作ったり、演じたり、練習したり、調べたりする時間が、授業時間内に確保される。
②結果の出来栄えよりも、過程で成立する学習が重視される。
③子ども一人一人の違いが受け入れられ、一人一人が尊重される。
④すべての子に出番がある。
⑤子ども一人一人にふさわしい素材や参照資料が用意される。
⑥誤りや失敗がとがめられたり嘲笑されたりしない。
⑦学校の学習内容が学校外の生活と密接にかかわっている。
⑧すべての教科や教科外での言葉の学びが、尊重される。
⑨教師が知らないことを知らないと言い、知っているふりをしない。
⑩教師が子どもの状況に応じて、計画を柔軟に変更する。

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