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Do the right thing!

先日社内で開催したDiversity&Inclusionのワークショップに参加して参加者間で意見交換を行いました。

ワークショップには役員が何名か参加していて、私も勇気を出して自分の意見を彼らに伝えました。

役員の1人から私の意見に対してフィードバックをもらい、その中の1センテンスが印象に残っています - "Do the right thing".


現在私が所属している企業はIT業界では知る人ぞ知るContents Delivery Network(CDN)の先駆者的な存在で、1998年の創業から2003年の日本市場参入依頼多くのお客様にコンテンツ配信サービスを提供しています。

しかしながらCDNの市場は飽和状態で、私が所属している企業だけでなく同様のサービスを高品質かつ安価で提供できる企業が有象無象に存在します。

当然お客様は同様の品質であれば月額単価が安い方を選びますね。

いくらその分野の先駆者だとしてもあぐらをかいていてはあっという間に市場から追い出されてしまいます。


この現象は私が所属している企業だけでなく、何らかのテクノロジを開発/販売している企業に広くあまねく当てはまるようです。こちらの本でも述べられているので。

役員から受けたフィードバックもそのような趣旨(英語のため100%は理解していません)だと理解しています。

市場は飽和状態で競合がひしめいていいる、過去の成功体験に引きずられていてはあっという間にシェアを失ってしまう、企業価値もすぐに落ちて投資家からも見放されてしまうと。

色々なバックグラウンドを持つ人の声を色眼鏡をかけずに素直に聴いて正しいことをする - これしかないね。

という趣旨のフィードバックでした。シンプルで分かりやすくて腹落ちしています。


特に私が身を置いているIT業界は競合がひしめいてい、多くの企業が競合他社の動向を組織的に分析しているようです。

中には全くの事実無根の情報を自社の都合の良いように加工して、見込みのお客様に "ウチが一番イケている" といった類のプレゼンをしている企業もいるようです。

そんなこと聞きたいお客様はまずいませんね。お客様は自社の悩み事を解決したいだけなので。


どうやってウチが一番イケていることを証明しようかと思ったら、お客様の悩み事何なのかをより深く理解することが先決ですね。

悩み事を最も深く理解できた企業が一番イケているんじゃないかなぁ。

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