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就職→転職→起業のキャリア開発で地方創生

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記事一覧

名著『両利きの経営』を、キャリア開発に使い、転職・リスキリングに成功

経営の教科書といえる名著『両利きの経営』は、キャリア開発にも使える!

両利きとは、現在の専門の「深化」と、新しい専門の「探索」の両立です。
両立が必要な理由は、専門の価値が著しく短命化しているから。 

昔に比べ、企業の破綻が急増(企業が短命化)している理由も、専門の短命化にある。
解決策は「現在専門を深化」させつつ「新しい専門を探索」すること。

新しい専門の探索は、人のキャリアでいうと「学び

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定年後ライフシフト(2) 活躍しやすい分野を選ぶキャリア論~まちづくりは、なぜ女性が活躍しやすいのか?

『まちづくり訪問記~まちづくりは、なぜ女性が活躍しやすいのか?』
という研究報告書を刊行しました。まちづくりで活躍中の女性・若者を訪問して得た知見を旅行記のように短い文章と写真で纏めた全34頁。30分でサラッと読めます。以下、印刷して、女性にプレゼントすると喜ばれるかも?
mokuji.pdf (minto.or.jp) torisetsu.pdf (minto.or.jp)

 女性活躍推進法を

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定年後ライフシフト(1)海外へ移住という選択肢をもち日本を客観視~収入・幸福度が高まる国、生活費が下がる国

私は1962年生まれ。同級生の多くが今週末(3月末)で「定年(退職)」を迎える。彼らから「おまえはどうする?」に始まり「定年後の相談・連絡」が最近ほぼ毎日ある。

それをネタに「定年(退職)後の生活・お金、ライフシフト」の話を体系(連載)化します。
 まず「おまえ(久繁)はどうする?」に答えておきます。 
もう少し今の仕事を続けてます。

 専門の「まちづくり、地方創生」に、皆が関心をもつ「定年(

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名著『うまくいっている人の考え方』は落ち込んだ時、自分が嫌になった時に、読むと「自信が湧く・鬱にならない」

80万部売れたベストセラー『うまくいっている人の考え方』は
落ち込んだ時、自分が嫌になった時に読むとイイ。

本書は、うまくいく(成功する)のに最も重要な事は「自分を好きになる」と説く。他の本は「他人に貢献しろ。その後に自分に幸福が来る」等、他人のことが先という思考が定番で、自分が先という本書は個性的!

自分を好きになる考え方として本書は100紹介するが、
私のお気に入りは次5項目。

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デフレの日本で生活費を抑え、人口増で株価が上がる国に投資して、豊かな生活を実現! 株価と生活費と人口の関係

要旨: アメリカは起業家と人口が増えるから、株価・物価も上昇vs
日本はサラリーマン化・人口減少で、株価・物価が下落、デフレが続く

 人口減でデフレの日本に住んで生活費を抑え、人口増で株価が上がる米国株に投資しろ、と説く書籍や雑誌特集が増えています。

 米国(アメリカ)株が有望な理由は、優秀な起業家と人口が増え続けているから。起業家が「稼ぐ種・良い雇用を創出」し、人口の多さが労働と消費を支え

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9月は株価が暴落アノマリーだが、菅総理の退陣で株価が暴騰vs安倍総理の退陣時は暴落~総理は誰でも日本は変わらない

9月は株価が暴落するというアノマリーがあります。その背景は9月にテロ・戦争、経済危機、災害が起きるから。例を挙げます(カッコ内は年度)。

911テロ(2001)、リーマンショック(2008)、ギリシャ危機(2011)、中国危機(2015)、北朝鮮の核実験(2017等:北朝鮮は9月9日が建国記念日で、2017年に限らず9月上旬に暴れる年が多い)

 今年もアフガニスタン問題など「9月は株価が暴落ア

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ウィズコロナで、起業や顧客獲得の成功は、効率・利便性から、意味へシフト~効率は成功例を真似て成功 vs 意味は?

 「ウィズコロナで、起業や顧客獲得の成功は、効率・利便性から、意味へシフトせよ」という主張が最近、読んだ本の多くに書かれています。 
 代表例は、次の3冊。

1『ビジネスの未来~エコノミーにヒューマニティを取り戻す』山口周
2『アフターデジタル2~UXと自由』藤井保文
3『シン・ニホン~AI×データ時代における日本の再生と人材育成』安宅和人

 3冊とも「ヒューマニティ(人間性)、自由、人間力」

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成功の法則・常識は、正反対な2つの両方を見て考える~情熱は持続しないから今の情熱をビジネス・起業のネタにするな

ビジネス・起業の成功法則や定石(常識)には、正反対なものが多く、それぞれが、正反対な「定石(常識)を疑え」と主張します。 

「情熱を起業のネタにすべきか否か」という示唆に富む例で考えてみよう。

1) 情熱を持てる対象を、ビジネス・起業のネタに選べ
2) 情熱は持続しないから、今の情熱をビジネス・起業のネタにするな

 1は、アップル創業者のスティーブ・ジョブスを例に、多くのビジネス書で見ら

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希望退職=リストラが急増~早期退職後のキャリア願望:欧米は「資産運用で生活=FIRE、起業、転職」の順、日本は逆

希望退職という名のリストラが急増しています。例えば、2月9日は上場企業4社(JT、ライトオン、ポプラ、日本金銭機械)が希望退職の募集を発表。

 希望退職を募集した上場企業の数と人数は、2019年35社、11351人。 
2020年93社、18635人。今年は40日で13社、人数はJTの1150人など大規模で「100社、2万人」を超えそう。
 
コロナ禍の2020年から、リストラ=希望退職が急増す

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読書と情報収集で、精読すべきは目に入った情報の1%にする~働き方改革の名著『週4時間だけ働く』 は、速読で読め

 情報過多の今、情報収集や読書は次2つのステップを踏むのが王道。

1 タイトルだけ見て、読むか読まないか決める
2 読むと決めても、まず速読。 速読して、全文を読む(精読する)情報を更に選ぶ。

精読すべき情報は目に入った情報全体の1%にする この2ステップは、王道なので、情報発信側の多くが「タイトルだけで読ませよう」とする。これを「釣りのタイトル」と言います。

そこで、釣られない心構えと、釣

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日本の男は、労働時間が世界で最も長い1日452分 vs 家事・育児の時間は世界で最も短い1日41分←非婚・少子化の原因

日本の男は、家事・育児を行う時間が世界で最も短い、1日41分。
日本の男は、有償労働の時間が世界で最も長い、1日452分(7時間32分)。

 男が、家事・育児を行う時間が短い国のワースト3は
1位 日本:41分 2位 韓国:49分 3位 イタリア:131分 
世界平均:136分 (日本は世界平均より、70%も少ない)

 日本と韓国以外の男は最低でも1日、131分(2時間11分)以上なのに、

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名著『週4時間だけ働く』は、働き方改革3つの本質を示す~AIや誰でも出来る事は、仕事でなく作業、だから手放す

 働き方改革の名著 『週4時間だけ働く』 は実に、有益で面白い。
本書の肝=働き方改革の本質 を私的に次3つに要約します。

働き方改革 3つの本質1.AIや他人ができる単純な作業は、自動化=権限移譲し、
2.「通勤、会議、電話の3ムダ」等のムダを徹底排除し、
3.自分だけができて、顧客価値の高い仕事だけに集中

AIや誰でも出来る事は、仕事でなく作業 働き方改革 3つの本質は、仕事の定義を問い直

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アフターコロナ・ウィズコロナ(非対面経済)で消える仕事、生まれる仕事・起業は、AIで消える仕事と同じ

アフターコロナ・ウィズコロナに関する書籍を読み漁り、最も有益だった本
『アフターコロナ~非対面経済の全貌』を紹介します。

 本書は、アフターコロナ・ウイズコロナは、先送りされていた改革を行うチャンス、起業や異業種から参入するチャンス(逆に、改革しない者は消滅)という教訓と事例を教えてくれます。

 本書は、アフターコロナ・ウイズコロナを「非対面経済の定着」と定義、
非対面経済で消える(生まれる)

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一物多価の「携帯料金を下げろ」と民間への恫喝が目玉政策という痴態~店舗・接客サービスの価値(価格)は高い

「携帯料金を4割下げろ」と民間企業へ恫喝が新内閣の目玉政策という痴態に、問題提起です。 痴態な理由(政策の問題点)は以下2つ。

1 携帯料金は一物多価 (高い方法もあるが、格安な方法が既にある)
2 携帯料金を下げる努力は全て民間、国・行政は何も努力してない
 
2は、4割削減すべきは「議員の報酬・人数、公共事業費」という当たり前な話。以下、1の話です。

商品・事業は「一物多価」になり、事業は

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