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レポート:ブランディング&SNS発信塾 第1~3回ブランディング編

この記事では「ブランディング&SNS発信塾~しょうおう志援塾2022~」の第1回~第3回「ブランディング編」についてまとめたいと思います。7月8日、22日、8月5日に開催されました。

 塾の概要についてはこちらに記事にしています。

1.ブランディング編について

 ブランディング編は以下の日程で開催しました。

第1回 7月8日(金)「勝央町の地域ブランド【勝ブランド】のあゆみ」
第2回 7月22日(金)「強みに着目したブランディング」
第3回 8月5日(金) 「ブランディング作戦会議」

 時間はいずれも19:30~21:00(21:30まで希望者のみでアフタートーク)

【勝央町の地域ブランド】
 勝央町では2017年から始まった地域ブランド「勝ブランド」という取り組みがあります。これは「岡山県田郡央町間田」という勝央町の地名に【】という字が3つもあることから、縁起の良いブランドということで商品開発し、販売、発信しています。一般社団法人しょうおう志援協会が推進している取り組みです。

企画者の想い
 企画者としてのブランディング編への想いとしては、第1回で、しょうおう志援協会が5年間「勝ブランド」の取り組みで経験したことを参加者の皆さんにお伝えして、それを考えるきっかけとしてもらいたいと考えました。

 そこから、ご自身の取り組みに落とし込んでいただきながら、第3回目ではブランディングの文章化、アウトプットにつないでいただき、その後のSNS発信などの実践につないでもらいたいと考えました。

2.第1回 7月8日(金)「勝央町の地域ブランド【勝ブランド】のあゆみ」

 第1回では、勝央町の地域ブランド「勝ブランド」の紹介をしました。プロジェクト中心的な存在となって進めてきたしょうおう志援協会事務局長の黒田篤史さんにお話をお願いしました。一部をご紹介します。

勝央町の地域ブランド【勝ブランド】のあゆみ

 勝ブランドは、勝田郡勝央町勝間田の「勝」という字が3つあることに着目して、ブランディングを進めることとなりました。

勝央町の地域ブランド【勝ブランド】のあゆみ3

 住民に向けてプレゼンをして賛同を得て、その後、試行錯誤をしていきます。実行委員会を立ち上げ、事例調査やブランド品開発といったプロセスを得て、開発が進んでいきます。

勝央町の地域ブランド【勝ブランド】のあゆみ4

 徐々に商品ラインナップも増え、認知も高まっています。地道な活動を重ねつつ、パートナーとなる企業も増えているところです。

 お話の後半では、黒田さんはもう1カ所関わっている奈良県柳生でのブランディングについても事例として紹介していただきました。黒田さんは、奈良県柳生を拠点としながら、勝央町のまちづくりにも参画しています。

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 近年、鬼滅の刃のブームによって、コスプレイヤーの来訪、滞在が増えています。こちらの巨石で撮影をしたい観光客の受け入れの拠点となっています。

3.第2回 7月22日(金)「強みに着目したブランディング」

 第2回では、参加者の皆さんの活動のブランディングに向けて、ワークを実施しながら進めていきました。しょうおう志援協会の外部アドバイザーとして協力したいただいている加島一男さんに講師を務めてもらいました。人材育成、教育など、多様な分野で活躍されています。それぞれのプロジェクトでブランディングをしています。

 ワークでは、まずはルーツをさかのぼりながら、自分(商品)の強みを考えていきました。こちらは、自分(商品)という木の根っこのイメージをしながら考えていきます。

  そして、次のワークでは、先ほど考えた強みの根っこから、花が咲くように「only one」の分野を見つけていきます。イメージは「世界に一つの花」です。加島さんの場合は、これまでのキャリア、経験から多くの分野の強みがありました。しかし、これではぼやけてしまうため、各分野で個別にブランディングをしたそうです(マルチブランディング)。

  「only one」探しのワークでは、得意を言い換える:例えば、取り組み、商品を「動詞にしてみる」「形容詞にしてみる」などして、感覚的に考えるようにしたり、「サービス、市場、顧客」の組み合わせで考えたり、ストーリーとして見つめ直したり、いろんな角度からブランディングについて考えました。

 参加者がワークの発表をして、加島さんや別の受講生からコメントをしていき、その中で改めて強みに気づいていくなど、相乗効果があって、面白く、アウトプットすることが、とても大事だと感じました。

4.第3回 8月5日(金)「ブランディング作戦会議」

 第3回では、講師役は設けず、参加者のワークを深堀りしていく回としました。しょうおう志援協会のメンバーがファシリテートをしながら、参加者同士でディスカッションをしていきます。

ブランディング塾 第3回2

 ワークでは、このようなワークシートを用いて、商品から強みとターゲットを考えたり、強みから商品、ターゲットを考えたり、双方向に進めていき、最後にブランドイメージとしてキーワードを挙げていきました。枠を埋めることで、不明確なことに気づいていきます。

 今回は、参加者の発表から深堀りして、参加者みんなでその人のブランドイメージの枠にキーワード候補をたくさん出していきました。これらを見つめ直すことで、それらに共通したものや根幹にあるものに気づくような気がしました。また、参加者同士の取り組みのコラボもできるかも、と盛り上がりました。

 中でも、「勝」にこだわる勝央町の「勝ブランド」に対して、逆に「負けても良い」という視点で取り組みをすることで、ブランドを引き立てるのでは、という面白い発想もありました。「負けても良い」「ちょっとくらい迷惑をかけて良い」という考えは、福祉の世界では大切な考えですが、言葉にするとネガティブな感じがあるので、こうしてお互いの立場を引き立てることで、発信しやすいように感じます。

5.これからの予定

 ブランディング&SNS発信塾は、これから第4回「事例に学ぶ編 福祉企業の広報の仕事を通じて経験したこと」として福祉企業の広報担当の方の事例をお聞きする回、その後の5~7回はSNS発信としてスキルアップを目指していきます。

 ご興味ある方は、ぜひご参加くださいませ!(一部のみの参加も可能です)

6.アーカイブが気になる方はこちらから

 最後に、アーカイブ動画を見てみたいという方は、投げ銭をいただけましたら、以下にYouTubeのリンクを張り付けておりますので、ご覧いただけます。よろしくお願いします。

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