見出し画像

障害者雇用で在宅ワークはどのくらいあるのか~支援員(転職活動中)から見た話~

皆様こんにちは!
いつもブログを見てくれてありがとうございます!
今回は障害者雇用で在宅ワークがどのくらいあるのかと在宅ワークで働くために何が必要かと支援員(転職活動中)目線でお伝えできればと思います!
在宅ワークと聞くと
「通勤電車が辛い」
「遠方で通勤が大変」
「ヘルパーなどのサービスで出勤が難しい」
という方に対して融通が効き、文字通り「在宅」でも働けるのが在宅ワークです(当たり前だろっ)
求人検索すると在宅ワークも見かけるが実際どうなのだろう?と気になる方もいるかと思いますので解説していきたいと思います!


求人数はどれくらい?


まずは求人数から見ていきたいと思います。
ハローワーク全体では15,000件以上ある求人が在宅求人となると600件程となっております。
やはり全体を見ても在宅求人が浸透していない・業種から在宅ワークが難しいというデータになっています。

障がい者雇用の障害の割合について

次に障がいの割合についてみていきたいと思います。

出典:https://ashizumi.co.jp/%EF%BC%8812-2%EF%BC%89%E9%9A%9C%E3%81%8C%E3%81%84%E8%80%85%E9%9B%87%E7%94%A8%E3%81%AE%E7%8F%BE%E7%8A%B6%E3%80%80%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%AA/

雇用施策の対象となる障害者総数は約744万人となっており、このうち、雇用施策対象者(18歳~64歳の在宅者の方)、約332万人(身体障害者124万人、知的障害者27万人、精神障害者181万人(20歳~64歳))となっています。
民間企業に雇用されている障がい者の数は14年連続で過去最高を記録しています。

身体障害の割合がやはり多いですね。障がい者雇用と聞くと身体障害が想起しやすいように実際にも障がい者雇用の割合でいうと身体障害が多いです。ただ年齢層で分けると身体障害の方は年配の方もおられます。
そして精神・発達の手帳所得者がここ数年で増えていっております。
これは何をいうかというと
身体・知的障害者の割合は横ばいで今後は精神・発達障害の方の雇用割合が増えてくるということです。

想像の通り在宅ワークでも身体の方が多いです。
しかし身体だけというのではありません。知的・精神・発達障害の方も在宅ワークで働いておられます。

在宅ワークで企業が求めること

在宅ワークで企業が求めていることを私なりにまとめてみました。

  • ある程度のコミュニケーションができる。

  • リモートなので自己発信ができること。

  • PCスキル(Word・Excel)が一定のレベルでできること。

  • 親と同居もしくは近くにサポート出来る人がいること。

この4つが起業から求められているかなと感じます。
コミュニケーションについてはオンラインであるため余計に求められるのかなと感じます。
皆様zoomやGoogleミーツで面接やお話したことはありますでしょうか?
あれって電波の受信の関係で1テンポずれたり固まったり(笑)、顔中心でしか得ないのでジェスチャーが伝わりづらかったりと難しい部分があります。
高度なコミュニケーションは求められませんが、ある程度のコミュニケーション力はどの業種・職種でも求められるなと感じました。
また体調が悪い時や気分が優れないときなど出社していたら指導員の方や周りの方が気づいてくれますが、在宅ワークは自宅で仕事をするため自己発信しない限り誰も気づいてはくれません。
「調子悪いです」
「少し休憩してもいいですか」というような発信力も求められます。
親と同居や近くにサポートしてくれる人がいるというのはそういう意味でも近くに誰かいる方が企業としても安心できます。
※勿論すべての企業がそうとは限りません。しかし親と同居なら在宅ワークOKの企業があるのも事実です。
在宅ワークなのでPCスキルが必要なのはお分かりだとおもいます。

が、しかし

しかしです。
在宅ワークの求人数が少ない上に在宅ワーク希望の方が多いと予想されます。
果たして在宅ワークで務まるのか・・・。
実際に10人の募集に対し19人の応募が来た企業もあります。
それくらい在宅ワークは人気です。が・・・。
求人をよくよく見ると
「研修期間3ヵ月は毎日出社」
「週に1回は出社必須」
え!?マジかよ・・・。と思ったかもしれません。
車いすで日中ヘルパーのサービスを受けている人は受けれないですし通勤となると移動支援も難しくなります。
※市町村によっては申請すれば認められるケースもあります。
落胆させてしまったかもしれませんが、フルリモート(完全在宅ワーク)や年に数回のみの出社ですむ企業もあります。
この企業はハローワークで公開されておりません。
正確に言うと非公開求人となり特定の人にだけ見せられるような設定?にしています。
その非公開求人は就労移行支援事業所が持っていたりします。
なぜ?就労移行支援事業所が??と思われたと思います。企業が就労移行支援事業所に求人の案内をするケースもあり非公開求人を就労移行支援事業所が持っていたりもします。
一度就労移行支援事業所に問い合わせて在宅求人がどれくらいあるのか聞いてみてもいいかもしれません!!

終わりに

ここまで読んでいただきありがとうございます。
何かの理由で出社が難しいため在宅ワークを選択すると思います。
しかし、あくまで在宅ワークは手段です。
在宅ワークは正社員の数は少なく給与も出社の企業と比べると低くなります。
なので何故在宅ワークを希望するのか?在宅ワークで何を達成したいのか?をよくよく考えて頂ければと思います。
在宅ワークであなたの希望する働き方が実現できることを祈っております。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!


この記事が参加している募集

#多様性を考える

27,976件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?