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マインドフルな脳科学~気づき・メタ認知~

今回はマインドフルネス瞑想塾でお話しした
気づき」について
脳科学の観点からメモ.

◆神経心理ピラミッド(ニューヨーク大学医療センター・ラスク研究所)
神経心理ピラミッドとは,
認知機能には階層性があるという考え.

具体的にどのような階層性になっているのか
低次の認知機能からあげていくと,
覚醒
 ↓
抑制,発動性
 ↓
注意力,集中力
 ↓
情報処理能力
 ↓
記憶力
 ↓
遂行機能

とこんな感じ.

さらに,

これらの最上位の認知機能として
自己への気づき
セルフ・アウェアネスともいう)
というものが示してある.

◆気づき-マインドフルネス-メタ認知
気づき
とは,
マインドフルネスの日本語訳でもあるので,
最上位の認知機能
自己への気づき」と
マインドフルネスは密接な関係がありそう.

また,
自己の思考や行動そのものを
把握して認識すること
メタ認知という.

メタ認知は,
大脳の前頭極に中枢があるといわれている.
(前頭前野の一番前の部分.ブロードマンでいえば第10野

自分の普段の感情や思考,行動に
気づくというのは,
神経心理ピラミッドという考え方からいくと
かなり高次な認知機能ということで,
難しいことでもあり,
それは,
マインドフルネスといえる状態
(またはマインドフルネスによって促される)
を示しているのかと.
(なかなか興味深い解釈)


ヒトは1日に6万回思考している
と言われており,
(多い人だと10万回思考してるそうで!?)

なおさら,
ネガティブなこと考えてるのか
ポジティブなこと考えてるのかで
行動パターンも変わってきそうです.


マザーテレサ
も以下のような名言を残しています.

思考に気をつけなさい,それはいつか言葉になるから.
言葉に気をつけなさい,それはいつか行動になるから.
行動に気をつけなさい,それはいつか習慣になるから.
習慣に気をつけなさい,それはいつか性格になるから.
性格に気をつけなさい,それはいつか運命になるから.

先人のお伝えも
こうやって脳科学の観点から考えてみても
思わず頷いてしまうところです.

マインドフルネス瞑想
最高次の認知機能である
自己への気づき」を高め,

メタ認知トレーニングとして,
以下のような
「もう一人の自分が自分を見つめる」
ことを習慣化していきたいですね.

●自分の得意・不得意なことを把握する
●自分の強みと弱みを把握する
●自分の感情状態を把握する
●自分の認知の歪みを把握する
●自分の感情状態から左右される思考・行動パターンを把握する

 ↑↑
認知の歪み??
このことはまたの機会に.


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