マインドフルネス・ブームの背景
今回は,現在のマインドフルネス・ブームに至るまでの背景をメモ.
マインドフルネス・ブームの火付け役は,
ジョン・カバット・ジン博士(Jon Kabat-Zinn. 1944-)といわれている.
・博士(分子生物学)
・マサチューセッツ大学医学大学院教授
・同大マインドフルネスセンター創設所長
ざっくり,これまでの背景をまとめてみると,
◆ジョン・カバット・ジンが,
慢性痛やストレス性疾患を持つ人々のために
「マインドフルネスストレス低減法(MBSR)」開発.
◆1979年:ジョン・カバット・ジンが,
マインドフルネスセンターにて,
マインドフルネスストレス低減法(MBSR)の指導を開始.
(= 医学領域への導入)
以降,マインドフルネス瞑想とその臨床実験について
論文・著書を多数出版.
◆1990年代:ツインデル・シーガルらが,
うつ病の治療のための
「マインドフルネス認知療法(MBCT)」開発.
◆2007年:アメリカ国立衛生研究所(NIH)が,
マインドフルネスや瞑想の分野に注目し,研究への出資を開始.
◆2014年:TIME誌が,
『マインドフルの革命』と題した
MBSRなどの記事を掲載.
↓↓
マインドフルネスが注目される
と,このような流れを辿っている.
マインドフルネスは医学領域でスタートしており,
NIHが研究出資を開始したこともあり,
PubMedなどで論文検索をすると,
直近10年の間に,
マインドフルネス・瞑想に関する研究が急増しているのがわかる.
そして,
このような米国を中心とした流れを受けて,
本邦でも,
学術雑誌「精神医学(2019年 6月号) 」において,
『マインドフルネス療法は他の精神療法と何が違うのか?』
と題した特集が組まれ,
精神医学領域において注目されるようになってきている.
また,欧米では予防・健康増進という観点から,
教育機関・企業にもマインドフルネスが導入されるに至っている.
この火付け役については次回に.
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