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わたしの糸を太くする

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どこまでが 線で

どこからが 面か

どこまでが わたしで

どこからが あなたか

自分の重心を どこに感じるか

いちばん 軽やかでいられる場所を

いま 身体は しっている

どこまでが たましいの声で

どこからが あたまの声か

言葉によって 分けることは
傷をつけかねないから 
そのつど 身体に たちどまる

わたしとあなた

うみとそら

やまとつち

わたしとちきゅう

つながりあい

かさなりあい

ひびきあい

ともにそれぞれ ここにいる

かこ げんざい みらいさえ

わたしの ここちいい重心を

ひとりひとりがみつけるために

わたしの なかとそとがある

まいにち 無数の糸が出て

むすうのあなたに出逢う旅
むすうの彼方にであう旅

夜 目を閉じて

その糸たちを 
からだの内に だきしめるじかん

わたしを 
糸を ふとくする

ここちのいい場所を

あたためて ひろげて

また あした 
その糸は
今夜のねむりで 
その糸は

さらに とおくへ 
さらに ふかくへ

のびていく

きこえるでしょう

ほら
ほら 
ほらね

わたしの創作活動をサポートしてくださる方がありましたらぜひよろしくおねがいいたします。励みとし、精進します。