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七夕と父性

七夕の昨日に時間差で読み終えた二冊がぐうぜん「父」がテーマでした


#父と子の絆 #島田潤一郎 #ぼくのお父さん #矢部太郎


どちらもとてもよかった。
音量の小さな本という感じだし、淡々と続く(そう見えるだけなんだが)いや続けるしかない、マラソンみたいな小さな子どもとの日々を、顔は笑ってこころで歯をくいしばる。そんな「父」の姿の記録は、時に滑稽で切なく、そしてとーてもかっこいい!!!


父になる前から持つ、こだわりの部分がアクセルになったりブレーキになったり。少年時代の名残を思わせるちょっとルーズな部分も同じくそうなったりして、とてつもない大きな愛をけっきょく創造しながら走ってる。

わたしはお父さんではないけど、お父さんの愛は体験してる。実感がある。そのうえで、国は、そこに住む人たちのことをとにかく守りたいとねがうお父さんなんじゃないかと、漠然と思ってた。10代終わりの頃初めての銀座でたまたま街頭インタビューで聞かれ、そう言葉にしたこともあった。ほんとに素朴にそう感じてきたから、どうも、理解できないなと思うことがたくさんあった。 どうしても腑に落ちないものは、難しいと他所にやり、自分の体感や理解では到底はかれないものなんだと、政治を人任せにしていた時期がわたしは長かった。 わたしの父は選挙に行きなさいといつも教えてくれていたのに。

でも今は違う。誰かを憎んだり誰かをふみにじったりしたくないように、わたしも誰にも踏みにじられたくない。誰かのせいにしたり、誰かに任せたりするのもおしまいにしたい。
まだ、すぐに馴染みのパターンは顔をだし、わたしは自分を低く見つもり、誰かに学びを請おうとしてしまったりするけど、学びは気づき。はじめもおわりも、内側で起きることなんだと、いま、繰り返し体感しながらぬりかえている。

わたしがわたしの内側に問うように、世界中の誰もが内にその泉をたたえてる。尊い泉。 その自然な活動をこれからも守るために、いいえ改めて何より守るために、どうするか。どうあるか。考え続けたい。

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大川久乃
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