【八十六日目】応援するということ①
今のところ、日本には一億二千万前後の人間がひしめいているわけですが、私を含めた彼らをつなぐものとして、「応援」があります。
家族の晴れ舞台や、友人の部活動の大会など身近なものもあれば、気に入ったバンドを応援したり、アイドルグループの応援をすることもあります。
このとき、「顔」が見えているか、ということが大きな違いです。
バンドもアイドルも顔見えてんじゃん、と思うかもしれません。
しかし、ここでの「顔」は存在する物質的なものとしてではなく、本質的なものとしての「顔」という意味を持ちます。
会ったことのない、ろくに会話を交わしたこともない人を応援することは、むずかしいのです。
だって、「顔」が見えてない(=本当の意味でどんな人なのかがわかってない)んですから。
つづく。
2021/3/30/22:45 ヒサノエイ
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