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えっ、今言う?!(2回目)実は行ってた「マティス展」@東京都美術館 〜2023年夏の思い出その1〜


久しぶりになってしまった。。。
もう9月も半ば。え?この夏何してた?(時間経つの早すぎて怖)
思い出せ、、、せめて、行った展覧会のことは思い出して、
書き残しておかねば。。。


今年の4月、一緒にエゴン・シーレ展に行ったYちゃんから、
上野のマティス行く?」と連絡がきたのは6月末。

日程を合わせて行けたのは7月中旬だった。今回のマティスもよう知らんけど、一緒に行くYちゃんは西洋画の勉強してるし、なんといっても20代前半にマティスの過ごしたニースやヴァンスのロザリオ礼拝堂にまで、一人で行ってるマティスのファン(スゴい)。そんな彼女と行くなら、楽しいに決まってる。

窓に木が映りすぎやて

展覧会の会場に入れば、いつものようにYちゃんとは別々に鑑賞。そのほうが見やすくて歩きやすいし、他の人も見やすいんじゃないかと思っている。
会場内は外国人観光客が多くて驚いた。わざわざこれ観に日本に来たのか、日本に来たら偶然これやってたのか、気になった。(後者やとは思うけど)

《赤いキュロットのオダリスク》1921秋
こんな絵も書いてたんや、、、と思ったやつ
《黄色と青の室内》1946年
おお、なんか見たことある、、、と思ったやつ

こんなに写真撮っていいんすか!?て言うぐらい、撮影できる展示が多かった。
そしていろんな絵があった。彫刻もあった。驚いた。
これがマティスの、モノの見方の、実験なのか。。。

「東京都美術館で「マティス展」が開幕。回顧展で見るべき画家アンリ・マティスの探究と運命|美術手帖」https://bijutsutecho.com/magazine/news/report/27124 の記事より 展示風景

撮影できなかったので美術手帖さんの記事の写真を貼らせてもらった《背中》の彫刻シリーズ。時間を経て削ぎ落とされてゆく感じがよくわかって、これを観たらマティスが追っていたものが少し理解できた、、、

ような気がした。(自信ないんかい)

初来日する大作《花と果実》やロザリオ礼拝堂の再現も。「マティス、自由なフォルム」展の詳細も明らかに|美術手帖 https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/27702 の記事より
ヴァンスのロザリオ礼拝堂(内観) ©Succession H. Matisse. Photo by François Fernandez

展覧会の最後に、ロザリオ礼拝堂の映像が流れていた。Yちゃん曰く、
「行った時、ここ実際に使ってるのかなぁって思った。観光地っていうか、見せるための建物って感じだった。すっごい静かで、綺麗だったけどね。」
とのこと。礼拝堂としての役割よりも、アートの歴史としての役割に重きが置かれているのかもしれないね、なんて話もした。やっぱり一緒に行って良かった。

てか写真の記事、2024年の2月国立新美術館で「マティス、自由なフォルム」展が開催と!マティスの後半生にフォーカス、切り絵が多数て、、、行きたい展覧会リストに入れておく。



この記事を書いていたら『13歳からのアート思考』を思い出して、今またパラパラと読んでみた。2020年の秋、ちょうど3年前に読んだっきりだった。当時は展覧会体験が少なく、コロナ禍中で大規模展覧会が開催できない時期だった。それが今、マティスの作品を観た後に読むと、さらにこの「アート思考」の言わんとしてるところがよくわかる。確かに美術の本ではなかったけど、作家の生き様や時代背景を知るということ、そして作品を実際に見るという体験が、さらに深い世界へと行けるんだなと、読み直して思った。


体はヨレヨレしてきたけど(あらフィフ突入でちょいちょいしんどい)、このような本で思考を若返らることができるなんて。
良い時代に生きてると思った。感謝。

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