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最終日の前日に行ってきた「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」@東京都現代美術館


今年一番チケットが取れない展覧会と言われていた、
「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」のチケットが取れたのは、
5月25日(木)の夜、あと3日で終わるよって時でした。キャンセルが出るのを狙っていた訳でもなく、たまたまサイトを見た時に日付が選べるようになってたんで、
「えっ?!取れるんかな???」って思ってポチったら、、、なんと、、、
取れてしまいまして。

実はですね、、、
このディオール展、障害者手帳を持っている知人が、
「私と一緒に行ったら、付き添いでいつでも入れるから!」と言ってくれて、
日程を決めていたんです。しかし、その日に私が体調を崩して行けず、諦めてました。

それが意外にもあっさり取れてしまったので、ラッキー、と言うか、正直ちょっとビビりました。メルカリなどではトンデモない値段で転売されていたので、
「なんか、普通に取れてすんません!!!!」と申し訳ない気持ちに。。。

もう今更、何の新鮮味もありません(更新が遅)が、せっかく行ってきたので写真多めでレポートします!もうネタバレとかないですもんね、だって終わってるし!


取れたのは27日(土)の夕方、最終日の前日です。(本気のギリギリ)
土曜の夕方なら都内の道は空いてるので、今回は(も?)車で行きました。

フロアマップ見てもようわからんくて老いを感じた

東京都現代美術館は今回が初訪問。地下駐車場から地上に上がると、
「ここはどこ?」状態でした。

みんな着てるのほぼ白と黒
(ちなみに自分もそうだった)

とにかく、今まで行った展覧会の中で、ダントツで若い人が多い!
そして、女子がめちゃくちゃ多い!!

トルソーと下のキャプションを照らし合わせるのが難儀で老いを感じた


たぶん、これ以上のシャッター音の中で観る展覧会はないな、と思うぐらいのシャッター音でした。みんな写真撮りまくり、撮らな損!とりあえず撮っとく!ぐらいの勢いです。思ってたほどの混み具合ではなく、写真を撮れば後ろの人に場所を譲る人も多く、とっても見やすかったです。まぁここだけの話、昨年末に行った東博の国宝展、静嘉堂文庫のコレクション展の方が酷かったです。年配の方が多い展覧会はこちらも気を使うんですが、「前にお進みくださーい!」という案内を無視して(聞こえないふりか?)、動かない人が多いように思います。(悲

どの角度からの撮影が正解かわからない

この日、何体のトルソーを見たんでしょうか。そしてこれらを、どうやって運んできたんだろうかと思うと、ちょっと気が遠くなります。
前回の記事で音楽の仕事をしていたと書きましたが、もちろんそれだけでは生きていけないので、アパレルの仕事もしていました(2足のわらじというやつ)。
お店ではトルソーよりも「ボディ」と呼ばれることが多かったんですが、このボディもいろんなパターンがあって(腕、足、頭の有無など)、着せ替えが大変なんです。重いし、不安定だし、足有りのタイプにパンツを履かせるのとか、「誰か助けて〜!」と半泣きにることも。なのでこの数のボディに、超高価な洋服を着せる作業を、いったい何人で、どんな人達がやったんだろう、、、などと考えてしまいました。

取り扱いが大変そうなお洋服たち


ディオール自身は結構早くに亡くなってて、その後はデザイナーが意志を受け継ぎつつ、個性を出しつつ展開してます。私が雑誌などでよく目にしていたのはジョン・ガリアーノの時期で、彼のコレクションは好きです。(世代がバレる)

雑誌で見てた好きなやつ!やっぱり目の前にすると嬉しいなぁ


以下、写真が続きます。

壁かっこいい


天井に鏡、やっぱり白と黒の服の人多いわ〜


こちらはボディの下が鏡だからか、天井の低さが気にならなかった


暗くてドレスがよう見えんくて老いを感じた


話題の展示、これも上の鏡効果がすごいけど、遠くて服がよう見えん
(そもそも服を見せる展示ではないのか…)

正直に言うと、、、
後半に入った時にはだいぶ疲れてました。数が多すぎて、しかも暗かったり遠かったりして、よく見えない展示もあって、写真撮るのも疲れてきて。そして到着してすぐに見たフロアマップからはわからなかった、展示室の広さ
どんだけ〜〜…(IKKOさん大好き)


天井に並んだレディディオールを撮ったらコレで草

昔、オカンが撮った写真がブレたりしてて、
「何コレ!どーやって撮ったん?!」とか言って、爆笑してたんですが、その言葉がそのまま、ブーメランになって、今、自分に返ってきました。一見したらアート作品みたいにも見えますが、完全なる失敗です。この写真から疲れが伝わるでしょうか。帰宅後にこの写真を見つけて「何コレ…」と呟きました。(老いが止まらん)

このブレを参考にしたわけではない


素敵やん


よく見たらスケスケなトライバルなディオール
いつ着る?


最後のチャプター、…もうお腹いっぱい

チケット争奪戦になるのも納得の展示でした。一体、どれだけのお金がかかったんでしょうか、そしてそれに対して、どれだけの収益があったのか、気になります。

チケットは普通に買えば大人2,000円ですが、ディオール展のチケットだけではなく、東京都現代美術館の年間パスポートまでもが高額転売されたり、完売した6,930円の図録もいまだに倍以上の値段で転売されていて、まだまだ落ち着きそうにないです。(もちろん図録は買えてない)
いろいろと考えさせられます。。。

ひとまず、行けてよかったです!

暮れゆく外観いい感じ
若い頃にこんなところでデートとかしておきたかった(悔


DIOR公式で、展覧会ができるまでのドキュメンタリー映像がありました!
私が気になった、トルソーどうやって運んだ、などの一部が見られます。
これは興味深い!!何度でも見れる〜〜〜!!!


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