35歳を過ぎると再就職が難しい!保育や介護、看護師の仕事は?
こんにちは、hisaです。
今回は「kids☆Rab⊕プラス」ということで、いつもの児童福祉関連の記事とは趣向を変えて、保育や介護、看護師といった資格稼業と一般職の違いについて、個人的な考察を書いていきたいと思います。
これから社会人になる方や、保育士や介護士、看護師などの資格稼業を目指されてる方、または興味関心がある方にとって有益な記事になると思いますので、よければ最後までお付き合いください。
資格を持つ者の強み、一番の違いは転職成功率の高いさ!
資格稼業の強みはなんといっても転職成功率の高さと言えます。
特に、保育や介護、看護師といった対人支援を生業とする資格はとても転職に強いです。
なぜ転職成功率が高いのか…?
まずは保育、介護、看護師どの業界も慢性的な人手不足で、常に求人が出ていることがあげられます。
そして人手不足で、猫の手も借りたいよー、といった中でも、基本的には資格を持っていないと働けない職種なので、誰でもは雇えません。
慢性的な人手不足の背景にはこの「資格の壁」といった隠れた要因もあるのです。そのため、これらの業界で有資格者の就業希望者は喜々優遇される傾向にあります。
これらに加え、「定数配置の義務」もあるため、事業所側は資格を持った職員を積極的に入職させたいと考えています。
また、保育や看護の過去の経験値も考慮して採用をしてくれるため、中年期や初老期の方でも就職成功率は高く、給料も経験値を見て上乗せしてくれる可能性があります。
一般職は35歳を過ぎると転職成功率が下がる?
ここで言う「一般職」とは保育や介護、看護師といった資格稼業以外のお仕事全般を示します。
ある転職サイトの、年代別転職成功率のデータでは30代前半までは転職成功率は割と高めの数値が見られています。
しかし、30代後半になるとガクッと下がり、その後、転職成功率は下降傾向であることが見られます。
資格稼業と違い、無資格でも就業することのできるお仕事の場合、雇用を決める際に「年齢」を一つの基準に置いていることが見受けられます。
その会社に定年まで働き続ける確率は…?
日本の転職率ですが、もともと年々増加傾向にあったようです。
2019年には351万人という過去最高の転職者数が見られています。
その後、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、一時は転職者の数も減ったようですが、コロナが5類感染症に移行し、社会が落ち着きを取り戻しつつある中で、転職者のさらなる増加が懸念されます。
転職する理由は?
転職する理由を調査し、取りまとめたデータで一位は「賃金アップ」でした。次いで二位が「職場の人間関係に不満がある」でした。
三位以下もありましたが、概ねこの二つが転職にいたる理由ではないかと思います。
定年まで働きたい…希望者2割を切る
会社員を対象にした調査で、今現在就業している会社に定年まで在籍したいと答えた人は全体の2割以下だったと報告がされています。
理由は様々ですが、定年退職を見越して働いている方の割合が低下してきていることが伺えます。
保育や看護師の資格を取ったからといって無理に働く必要はない?
資格を取るために専門学校や短大に入学する方は多いと思います。
また、学校に行かずとも取れる資格もあるので、独学で資格会得を目指す方もいます。
割と多くの方が、資格を取ったら、その資格を活かした仕事をしないといけないと思っていますが、全然そんなことはありません。
僕も看護学校を卒業しています。
在学中に別な仕事をしたいと思って辞めていった学生もいましたが、資格を得ておいて損は一つもありません。
進学はしたい、、けど自分が何をしたいのか、よくわからない…
進学はしたいけど、自分が将来どんな仕事をしたいのかまだよくわからないと思っている学生の方は多いと思います。
この時に、とりあえず何かの専門学校や、短大に行こうと考えているなら、
保育士や看護師などの資格稼業が断然お勧めです。
理由は、先に書いた通り、就職成功率の圧倒的強さです。
また、職幅が広く、同じ資格でも仕事の内容を選びやすいといったことも
特徴的です。
看護師はも最も職幅の広い資格!
上のツイートでも書かれているように、看護師の職幅は非常に広く、自分の働きたい分野、働きたい形態で就職を希望することができます。
病院も専門科によっては働き方が異なり、これ以外にも訪問看護や障害施設などまだまだ多くの就職先があります。
また、看護師の需要は全国的に高いため、何らかの要因で他の都道府県に引っ越しすることになっても、安心して就職活動が行えます。
僕も、看護師の資格を取って、最初は病院で病棟看護師をしていましたが、10年務めた後、介護施設に転職し、今は児童福祉施設に勤務しています。
どれも一発合格で、就職の際に困った思い出は正直ありません。
保育士も需要が高く、就職成功率が高い!
保育士も全国的に需要が高く、就職成功率が高い資格です。
また、職幅も意外と広く、保育士の資格を持っていると働ける職場が
多くあり、自分の働きたい分野で就職を希望することができます。
とりあえず資格を取っておくと将来役に立つ!
本気で看護師や保育士を目指している方には失礼な考え方なのですが、
将来の職業に迷いのある方で、進学する予定の方は、これらの資格を取ることができる学校へ進学することをお勧めします。
必ずしも全員に当てはまるわけではないですが、看護師や保育士の資格を持っていれば、就職成功率がガクンと下がる、35歳以降になっても転職しやすいからです。
看護師や保育士の学校を卒業したからと言って、卒業後にそれらの職種に就職しないといけないわけではありません。資格を取って、就職先は看護師や保育士とは全く関係ない一般企業に勤めることも可能です。
自分が希望する一般企業に就職して、何らかの理由で退職したとします。
再就職の際、一般職の仕事が決まらなくても、看護師や保育士の資格を持っていれば、これらの資格を用いて仕事を探し、再就職の成功率を高めることができます。
いわゆる保険的な考え方ですが、資格を持たずに社会人デビューしてお仕事を始めたとします。30代、40代になってから転職しないといけなくなった場合、仕事が見つからず、資格をとるためにまた勉強して、資格を取ろうとされる方が実は多いです。
介護のお仕事は…?
ここまで、保育、看護の資格について説明してきました。
ここで、さらに「介護のお仕事」についても触れたいと思います。
転職活動を始めると、なぜか職安から勧められる「介護職」
理由は様々ですが、お仕事を辞めて、違う仕事を探される方は多いと思います。最近はオンラインで就職活動ができるようになりましたが、基本的にはハローワークを経由して再就職の活動をされる方が多いのではないでしょうか?
先にも書きましたが、35歳を過ぎると統計的に一般職は就職の成功率が下がる傾向にあります。
実際に、僕が務めていた介護施設職員の話です。
35過ぎてから一般職の仕事を辞めて、転職活動しました。
しかし、一般職の会社はどこも採用されず、ハローワーク側から介護の仕事を進められて、職業訓練で介護の初任者研修を受けて介護施設に入職されたました。
実際、このうような方は多数いらっしゃいます。
先に、保育士と看護師の資格の話をしましたが、介護の場合は少し違って、無資格でも就職はできます。
入職してから「介護職員初任者研修」の研修を受ければよいのですが、働きながらでも無理なく受けれる仕組みとなっているのです。
保育士や看護師は資格を取るまでに時間を要しますが、「介護職員初任者研修」は働きながら、効率よく短期間で得られるため、無資格の方でも介護の仕事は始めやすくなっています。
介護のお仕事の将来性
現在は介護職員処遇改善手当が国から配布されて、介護職員のお給料に充てられているのですが、正直、この手当がいつなくなるのかわかりません。
3年に一度、介護保険法は見直されて、その都度細かい制度の見直しがされています。介護職員処遇改善手当についても3年に一度のペースで見直されています。
介護の仕事は高齢化が進む我が国にとって必要不可欠なものです。しかし、介護職員に対しての国からの処遇は決して充実しているとは言えません。
介護の仕事で生計を建てるには?
介護の仕事といっても形態は様々です。
通所型、訪問型、入所型。そして施設のタイプも無数に存在します。
どれも共通しているのが慢性的な人員不足です。
24時間体制で、夜勤がある形態の場合はとくに人手が足りていない傾向にあります。
介護の仕事に就職するハードルは決して高いとは言えませんが、無資格で入職した場合、資格を会得していく必要があります。
先に説明した「介護職員初任者研修」はもちろんのこと、実務3年で受験資格を得られる「介護福祉士」。そして、有資格者が5年以上実務をつむことで受験資格を得られる「介護支援専門員(ケアマネージャー)」。
介護のお仕事の場合、あまり昇給を期待できない事業所が多いと思います。そのため、この仕事で生計を建てていくには実務経験に応じてコンスタントに資格を取り続けていくことが堅実的です。
だいたい、どの介護事業所も持っている資格に対して手当金をつけるところが多いです。また、離職率が高い職種でもあるため、転職する機会が訪れた時のためにも努力して資格は取っておいた方が良いと言えます。
おわりに
この記事を作成した背景なんですが、一般職を退職し、再就職難で結果、介護の業界に入ってくる中途採用の人が実際ものすごく多く、なら最初から資格だけでも取っておけば良かったのに…と、思ったことが始まりでした。
どんなに立派な会社で働いていても、一度退職したら、「ただの人」になってしまいます。
しかし、保育士や看護師はなんど転職を繰り返しても「キャリアを積んだ保育士、看護師」として継続的にビジネスライフを送ることができます。
僕も40歳を過ぎて、転職を何度かして、資格のありがたさも身をもって知っています。
人生は思ったより長く、基本、生きている間は働かないと生活できません。
長い目で社会人として働く期間をみたら、やはり資格は重要だと思います。
保育や看護、介護の資格会得についてはまた別記事で詳しく書きたいと思います。
最後まで、見てくださりありがとうございました。
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