見出し画像

発達障害の原因とは?現役の保育所看護師が詳しく解説します!


こんにちは、hisaです!今回のテーマは「発達障害の原因とは?」です。

過去のブログでも解説していますが、現在、日本の子供の10人に1人は
何らかの発達の遅れをもっていると言われています。

明確な診断がついていなくても、発達に著しい遅れがある子供の存在、
いわゆる「グレーゾーン」という言葉もよく耳に聞くようになりました。

今回は発達障害の原因について詳しく解説していきますので良かったら最後までお付き合いください!

発達障害の原因はズバリ「脳」にあった!

「育て方を誤った…」とか「教育が足りなかった…」
などがよく聞かれますが、近年の研究から発達障害は
脳神経細胞の形成が遅れていることが原因だと言われています。

通常、人間は体も脳も年齢を重ねていきながら成長していきます。
しかし、発達障害の場合、体は通常通りに成長していても、
脳の発達が「なんらかの要因」で遅れているため、発達障害特有の
発語の遅れや、落ち着きのなさ、集中力のなさ、他者との関りの難しさが
出現するとされています。

この「何らかの要因」については、外傷などの後天的な要因を除いて、
先天的な要因(生まれ持ったもの)についてはまだはっきりとわかってはいないそうです。

つまり、「育て方を誤った…」わけでも、「教育が足りなかった…」わけでもないのです。

つい、発達障害をもった親御さんは自分を責めてしまう場面が見られますが
誰も悪くはありません。
発達障害がは生まれ持った「特性」なのです。

発達障害が見つかったらどうすればいいの?

発達障害の原因は脳神経細胞の形成が遅れているためと述べましたが、
「ほっといてもいいの?」
「時間とともに改善されるの?」
…という意見がよく聞かれます。

実は脳の発達は3歳までに約80%形成されるんです!

「三つ子の魂百まで」とはよく言ったもので、
実際に3歳の頃には脳の発達は約80%形成されます。
その後も体の成長よりはるかに速いスピードで脳は発達していきます。

つまり、子供の発達障害をほっとくと、
障害の特性をもったまま大人になってしまい、
社会的に生きずらい状況となってしまう可能性があるんです。

早期療育が大事!!

脳の神経細胞が完成されるより早くに、
早期療育を行い、社会的スキルを身につける必要があります。

3歳を過ぎているからといって慌てなくても大丈夫です。
まずは児童発達支援センターなどに行き、専門の方に相談しながら
子供の療育プランを考えていきましょう。

療育はどこで受けられる?

各市町村の児童発達支援センターや役所の福祉窓口等に相談をして、
子供の発達障害の特性に応じた療育施設を検討していきます。

受給者証が必要

療育を受ける場合、「受給者証」が必要となります。
これは市区町村の自治体が発行する証明書の事で
児童の名前や住所、そして市給料などが記載されます。

この受給者証を取得することで、療育に関わる費用の支援を
受けることができます。
所得にも応じますが、基本的に自己負担は1割ほどです。

児童発達支援事業所

未就学児の場合、児童発達支援通所施設を利用することができます。
これは、保育園や幼稚園に通いながら、同時に療育を受けられる
福祉サービスです。

事業所や地域によって違いはあると思いますが、
週に数回、通所施設の職員が保育園等に迎えに来てくれて、
療育のレッスンを受けたら、また保育園等に送ってくれます。

放課後等デイサービス

子供が小学生の場合は「放課後等デイサービス」の利用ができます。
ここでは小学校1年生から、施設によっては高校3年生(18歳)まで
療育を受けることげできます。

おわりに

僕の子供達も発達障害をもっており、1歳半健診でひっかかりました。
3歳の頃から本格的に療育を開始して
今は放課後等デイサービスに通っています。

療育を開始してからは、子供もレッスンを受けますが、
親も療育についての勉強会が定期的にあり、
子供も親も一緒に勉強してきました。

療育を通して学んだ、一番の事は
親も子も一緒に学んで、成長していくんだなということです。

この記事が子育てをしているママやパパの
役に少しでもなれれば幸いです。
最後まで見て下さりありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?