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【行政DX】「100点じゃないからダメ」からの脱却。島根県知事の発言から読み解く「意識改革」とは

夜でもヒルタです。私は、「しあわせな+1時間を 岡崎市」を目指して活動しています。自分の使いたいように、自由に使える時間があることが「しあわせ」につながると信じています、家族との時間・学び直し・まちづくり活動・趣味や休息等。そうした時間を住民が毎日「+1時間」得られるまちをつくる。政治により生活を効率的に、豊かに楽しくすることで毎日1時間の余裕と自由を生み出すことを目指しています。

私、ひるた浩一郎は、小さくはじめてみることが自治体運営においても大事だと考えています。100点を求めない、つねに発展途上でありつづけることです。

noteに書いた「AAR」(AARサイクルとはAnticipation-Action-Reflection(見通し、行動、振り返り)のサイクル)の考え方です


島根県知事の丸山達也の考え方に共感

道の駅の「ダンボール製授乳室」に対して様々な意見があったなかで、島根県知事の丸山達也さんの記者会見が話題になっています。

「色々問題はあったと思いますが、100点じゃないから供用すべきじゃないっていうのは間違った考え方です。

車の中で、段ボールすらないガラス越しで授乳しなきゃいけないのなら、段ボール授乳室の方が使いたいって人がいるかもしれないから設置する。5点でも10点でも前進するなら、100点でなくてもやるべきことはやる。

50点のものでも良いから使いたいという人がおられるかどうかですよ。これでも良いから使いますって人がおられるなら供用し続ければいいと思いますよ。

非難がたくさん来たんでしょうけど、そんなことに惑わされちゃいけない」

島根県知事 丸山達也さんの発言

100点満点じゃなければやっちゃダメ、誰からも批判がきたらダメ、クレームがひとりからでもきたら終わらせる……そんな行政内部の戦々恐々とした気持ちがあります。

こうした気持ちでいるため行政意思決定の時には「クレームが来ないようになにもしない」という選択肢が出てきてしまう。

丸山知事が言われた発言は元公務員としても、全国の施策づくりに携わっている身からしても、とても勇気をもらえる発言でした

100点に向けて改善することは必須

もちろん、私も「とりあえずやって、ずっとそのままで良い」とは思っていません。改善や成長をさせていく必要があります。

様々な支援制度をつくったとしても、その運用や使い勝手が悪いことがたくさんあります。使い勝手等を改善していく、少しずつ使いやすいものにしていく。

noteに書きましたが東京都副知事の宮坂学さんが書かれていたことにも通じます。

「紙をデジタルにすることはできるようになったが、品質の高いデジタルサービスを作るにはまだまだ」

制度や取り組みを導入時点から100点満点にするのではなく、少しずつ改善を積み重ねていく。それが行政施策を実施する上で重要だと考えています。

DX…デジタル・トランスフォーメーション…「X」の部分。トランスフォーメーションの部分に重要な考え方のひとつです。いきなり100点を目指すのではなく、少しずつ改善する。だからこそ冒頭のnoteを書いたAARサイクルの考え方が重要になってきます。

批判・クレームを真摯に受け止め、改善につなげる

大きく劇的な変化や変革は華々しくみえるかもしれませんが、ハレーションが出ます。どこかでひずみがでます。

小さく改善を積み重ねることは変革ではなく、成長です。

その改善のためにはまともな批判やクレームを真摯に受け止め改善につなげていく。批判・クレームのなかにもできること、できないこと、実施できること、できないことはあります。

「100点じゃないからやめろ!」意見にフォーカスするのではなく、「荷物を置く棚がない」意見にフォーカスし、改善を重ねる。

市民一人ひとりとともにつくっていく。

さぁ、共創だ!


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