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【川崎駅 ランチ裁判 判決】九州ラーメン「暖暮」

漢字、英語、ひらがな、カタカナ。

日本では大きく分けて4つの表現方法がある。

もともと漢字だったものを漢字以外の表現に変えて印象を大きく変えるのも、日本におけるブランディング技術のひとつだ。

ここで例を出してみよう。

「日本」「NIPPON」「にっぽん」「ニッポン」

これを見ればわかるとおり、日本より英語はスタイリッシュな印象、ひらがなはほぐれた印象、カタカナはポップな印象がある。また、相手に与える印象自体がずいぶんとやわらかくマイルドになるのだ。

この印象操作が非常にうまい人がいる。



ツジモトである。



辻元議員は「総理」を問い詰めたいときに「ソーリ!ソーリ!」と大声で叫ぶ。頑張ってる感とポップ感を兼ね備えた言い方で民意を得ようとしているのだ。

むろん、あまり効果はなさそうだ。

何が言いたいかというと、漢字は英語、ひらがな、カタカナよりも固い印象があり、TPOに応じて使い分けるのは有効だということだ。

で、今回の昼飯の店名は「暖暮」である。

いや、正直なんと読めば良いのかわからなかったのだが



どうやら「ダンボ」と読むらしい



漢字と英語のハイブリッド看板のおかげで、店名の読み方がわかったラーメン店、それが「暖暮(DANBO)」である。

店名の意味はもちろんわからないが、問題はない。ラーメン店の場合、結局はラーメンのビジュアルと味だ。

・・・

こちらのお店は私が以前の記事で大絶賛させて頂いたラーメン店「玉 赤備」(記事はコチラから)の至近距離に位置する。
銀柳街商店街のローソンがある道に曲がった場所にあり、見逃している方も多そうだ。

九州ラーメン総選挙第一位を受賞されただけあり、もちろん九州とんこつラーメンを提供している。

ランチセット看板を見ると、ラーメン3種類(ラーメン、ネギごまラーメン、烈火ラーメン)に明太子ごはん or 博多一口餃子 or ごはん+替え玉が選べるセットが950円。うむ、適正価格だし内容もなかなか魅力的。

店内を見ると数名の客がいるのみ、待つ必要もなさそうだ。

よし、今日の昼飯のほこらはここに決定、さっそく潜入だ。
ザッザッザッザ・・・

店内に入ると現金専用の券売機。ランチセット専用のボタンを明示してくださってるので迷いなく注文できたのは好印象。

【注文内容】
・Bセット(普通のラーメン&餃子)950円

女性店員が指示する席へと座りチケットを手渡すと、麺の茹で加減など聞かれたがわからないので全部普通でOK、辛いつけあわせもそのままつけてもらうことにした。

店内を見回すと、母親と小学生の娘、1人女性客、1人男性客、ホストとキャバ嬢、のような客層だったがほどなくしてゴツめの男性3名が入ってきた。客層がバラバラなのもこのお店の特徴だろうか?

席にはランチセットの選べるラーメンのビジュアルが示されていた。

ありゃ!!

ラーメンとネギごまラーメンって要するにネギとごまを追加してるかどうかの差じゃない??だったら、ネギごまのほうがよかったんじゃ・・・

と、思ってしまうのは貧乏性の癖である。

ま、初回だしまずは普通のラーメンで様子見なんだ・・と自分を納得させる。

卓上環境を見ると、紙ナプキン、ぎょうざのたれ、ラー油、コショウ、にんにくがきちんと整備されている。自由に持ち帰られるスタンプカードもあったので一枚もらっておいた。

紅しょうが好きにはたまらないであろう、食べ放題型紅しょうが。

にんにくはおろしタイプだった。

ありがたいのは卓上にある黒ウーロン茶のピッチャーだ。

まやかしなのはわかっているが、黒ウーロン茶にはラーメンを食べた後の罪悪感に対して執行猶予付きであるような安心感がある。

などと店内観察をしていると間もなく着丼。

数分でやってきたのはザ・九州とんこつラーメンと一口餃子。
上品な印象があるラーメンだ。

まず、ラーメンの印象だが見た目よりもあっさりしたスープは非常に食べやすい。

極細ストレート麺はツルツルしてすすりやすく美味だ。

チャーシューは薄切りだが味はしっかりついており問題はない。

途中、にんにくを投入したらこれがまた旨い。

餃子のほうは可もなく不可もなくの印象だが具はしっかりと詰まっていた。

・・・

【結果発表】

今回のラーメン暖暮 川崎店、結論から言うと大満足だった。

味の評価が6.8は辛目かもしれないが、これには理由がある。

良くも悪くも個性が強すぎない。
中毒性は低いかもしれないがにんにくと紅しょうがで好きにアレンジできる汎用性の高いラーメンという意味で、多くの人が受け容れやすいのではないか。

ランチセットのコスパは高めで、ボリュームも程よい。

何より


店内の清潔感が素晴らしい


テーブル上や床だけでなく、なんとなく全体的に清潔感がある。
上品なラーメン、程よいボリューム、そして清潔感。

そう考えるとたまたまかもしれないが女性客が多かったのも頷ける。

バリバリの4番バッターかと言われるとそうではないが・・・
8番ショートタイプ、
2023年度阪神でいえば


木浪か、小幡か。


目立つタイプではないかもしれないが、利用価値が高く非常にありがたい存在になりえる店である。

最後に一言


トイレがとても清潔感があり好印象でした。



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