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ダルマ
2022年10月29日 13:14
『おくのほそ道』で有名な俳人、松尾芭蕉は立石寺を訪れた際に、次の俳句を残しています。蝉時雨!なぜ、それが閑かであるのか?真逆ではないのかと普通考えてしまいますよね(笑)これについて、仏教学者の木村清孝氏は自身の著書である「華厳経入門」で次のように解釈しています。立石寺で鳴く蝉の声、それは同時刻において世界中で鳴っている音のほんの一部に過ぎません。しかし、この時の松尾芭蕉にとっては、まさ
2022年12月3日 13:11
一応、上の記事の続きになります。ここまで、華厳経(重々無尽縁起)→天台哲学(性具説)・華厳哲学(性起説)・西田哲学(絶対矛盾的自己同一)→量子論(多世界解釈)と、バラバラの内容を一即一切・一切即一の思想繋がりで大雑把に見てきました。今回は晩年の西田幾多郎(1870-1945)の哲学に大きな影響を与えたライプニッツのモナドを簡単に見ていきたいと思います。イングランドの数学者・物理学者・神学者であ