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【歌詞・和訳⑦】One Of Us / Joan Osborne

みなさんこんにちは。Hiruと申します。記事をご覧頂きありがとうございます。唐突ですが、私がこのnoteを始めることになったきっかけの話をさせて下さい笑

◆noteを始めたきっかけの話

 私が敬愛する澤野弘之さんが6月に開催される予定だったライブ「BEST OF VOCAL WORKS 2」 が延期からの中止となってしまったことがこのnoteを始める元々のきっかけだったのですが、先日行われた無観客の有料配信ライブを2日間生で観られて、アーカイブも1回ずつ観たので、何だかすごく満足した気持ちになってしまいました(笑)本当は、配信ライブが終わった後に感想などを書こうかなと思っていましたが、普通にライブを見終わった時にも感じる「良かった!」「感動した!」「泣いた!」「やばかった!」の4点に収束してしまったのでもういいかな…という感じです。どうしようもありません。一個人の力はこんなものです。

 今までの原動力だった「6月のライブに行けなくなってしまって残念」という気持ちが失くなってしまったので、もうnoteしなくてもいいかな…と思うようになっていたのですが、「頑張っていきまっしょい!」の言葉にも力を借りて、今後も出来る限り頑張っていこうと思います。お付き合い頂けると幸いです。
 noteのアカウントをお持ちの方、Webでの検索に引っかかってご覧いただいた方皆様におかれましては、良かった!参考になった!と思って頂けたら、「いいね!」を頂けると嬉しいです。YouTuberみたいなコメントになりましたが、これ実際やってると「いいね!」貰えたらすっごいモチベーションに繋がるんですよ!ほんとに!(笑)突拍子もないお願いですが、なにとぞ宜しくお願い致します。

◆以下、本題『One of Us』の和訳に挑戦!

さて、歌詞・和訳のシリーズとして第7回となる今回は『One of Us / Joan Osborne』に挑戦しようと思います。

これまで6回、澤野弘之さん・ SawanoHiroyuki[nZk]の楽曲の和訳を主にやってきましたが、少し趣向を変え、個人的に好きな楽曲の和訳もやっていってみようと思います。

◆楽曲『One of Us』と知ったきっかけと宗教


 この楽曲は、1995年にリリースされたJoan Osborne(ジョーン・オズボーン)さんの曲です。私がこの楽曲を知る切っ掛けになったのが、『コールドケース』というアメリカのTVドラマでした。内容としては、未解決となった殺人事件を再捜査するというクライム・サスペンスなのですが、エピソード毎に、その事件発生当時の有名楽曲をBGMとして贅沢に使い、ドラマを盛り上げているのが最も特徴的です。これはTV放送されるからこそ出来る手法で、放送終了から10年程経った今でも、DVD等がアメリカ本国で発売されていません。これは使用されている楽曲の著作権関係が原因だと言われています。日本でもWOWOW等で放送されていましたが、アメリカ本国同様DVD等は発売されていません。(AmazonPrime等の各種配信サブスクでは観れるようです)

 コールドケースの中でBGMとして使われていたのがこの『One of Us』でした。初めて聞いた時、歌詞で何度も出てきていた「God」の単語は聞き取れたなぁというのを覚えています。また「God」と聞くと日本語ではすぐ「神」と訳せますが、文化や宗教が違うアメリカではどう捉えられているのでしょうか? 
 
 私自身、何か宗教に属しているとかそういったことは全く無いんですが、無神論者というわけではありません。ピンチの時は「お願いします、神様…!」とお願いしたり、お正月には神社とお寺の両方に行くこともあったり、結婚式に出席した際は主の前に誓う新郎新婦を見たりしてきました。『八百万の神』という言葉もある通り、日本人にとって神様は都合のいいものであり、神様は決して「1」しかいないということはない!と考えている人は多いのでは?と思っています。(※個人の考えです)
こういう違いと一緒に考えると、この楽曲の理解もより深まるんじゃないかと思っております。あと、神様はどういう姿をしているのか?というイメージも、この曲の中では大事になります。前置きが大変長くなりましたが、訳に入っていきましょう!

『One of Us / Joan Osborne』

If God had a name what would it be?
And would you call it to his face?
If you face with him in all His glory
What would you ask if you had just one question?

If God had a name what would it be?
もし神様に名前があったら、どんな名前なんだろうか?

And would you call it to his face?
そして神様の目の前で、その名前を呼べるだろうか?

If you face with him in all His glory
神様の栄光を前にして、彼と向かい合った時に

What would you ask if you had just one question?
もし1つだけ質問ができるとしたら、あなたなら何を聞く?

*1 And yeah, yeah, God is great
Yeah, yeah, God is good
And yeah, yeah, yeah-yeah-yeah

And yeah, yeah, God is great
そう、分かってる、神様って偉大だよね

Yeah, yeah, God is good
うん、そうだね、神様は素敵だ

And yeah, yeah, yeah-yeah-yeah
分かってる、分かってる、それはもう分かってる

*2 What if God was one of us?
Just a slob like one of us
Just a stranger on a bus
Tryin' to make his way home?

What if God was one of us?
もしも神様が私達と同じような人だったら?

Just a slob like one of us
誰かと同じで、だらしのない人だとしたら?

Just a stranger on a bus
バスに居合わせた見知らぬ人で

Tryin' to make his way home?
ただ家に帰ろうとしているような人だとしたら?

If God had a face what would it look like?
And would you want to see
If seeing meant that you would have to believe in things like heaven and in Jesus and the saints, and all the prophets?

If God had a face what would it look like?
もし神様に顔があるなら、どんなものだと思う?

And would you want to see
そして、それを見たいと思う?

If seeing meant that 
もしも見てしまったら

you would have to believe in things like heaven and in Jesus and the saints, and all the prophets
天国っていうものとか、キリストに聖人、預言者とかそういうものを信じなきゃいけないことになったとしても?

*1, *2
Just tryin' to make his way home
Like back up to heaven all alone
Nobody callin' on the phone
'Cept for the Pope maybe in Rome

Just tryin' to make his way home
ただ自分の家に帰ろうとしているだけ

Like back up to heaven all alone
天国にあるお家に1人で帰っていく

Nobody callin' on the phone
誰も彼に電話なんてかけてこない

'Cept for the Pope maybe in Rome
ローマ教皇ぐらいならかけるかもね

2番終わりまで一気に訳していきました。1番の最初、神様の名前ともし会えたらどんな質問をするか?という、考えてみたこともないような疑問から入ってきました。神様の名前は、人それぞれ宗教や信仰によって異なってくるのかもしれません。
神様への質問というところでは、将棋の藤井聡太二冠がまだ17歳で七段と呼ばれていた頃、「将棋の神様にひとつお願いをするなら?」という質問に対して、「一局お手合わせ願いたい」と答えたことがニュースにもなっていましたね。勝たせてくれとかじゃないんですよね。凄いです。(以下、参考記事 2020/08/22 閲覧)
「〇〇の神様」という考え方は、個人的な意見ですが、日本人にはもう当たり前のように染みついているのではないでしょうか?「ロマンスの神様」とか「トイレの神様」とか…。

 2番では、顔と信仰について出ていましたね。確かにどんな顔なんでしょうか?神様って。神様って聞くと「ゼウス」という名前が一番最初に思い出されて、白いひげを蓄えたおじいちゃんの顔が思い浮かびます。これも一種のステレオタイプなんでしょうか? もしかしたら人によってはすごく若い神様もいるのかもしれません。
 それはさておき、続く歌詞では、顔を見ちゃったら色んなものも一緒に信じないといけなくなるという、意外な展開になりました。
あ、こういうこと言っちゃってもいいんだ…と率直に思いました。
私が同じ状況なら、顔は見ない…かなあと思っていますが、自分の力ではもうどうしようもない時とか、そういう時に来られると、顔見ちゃうかもですね…。すがってしまいそうな気持ちはあります…。それでは、続きです。

*1, *2
Just tryin' to make his way home
Like a holy rolling stone
Back up to heaven all alone
Just tryin' to make his way home
Nobody callin' on the phone
'Cept for the Pope maybe in Rome

Just tryin' to make his way home
ただ自分の家に帰ろうと彷徨っているだけ

Like a holy rolling stone
まるで聖なる転石みたいに(転石=聖職者的な…?)

Back up to heaven all alone
1人で天国へと帰っていく

Just tryin' to make his way home
彼だって頑張って帰ろうとしている

Nobody callin' on the phone
誰にも電話をかけられない

'Cept for the Pope maybe in Rome
ローマ教皇ぐらいにならかけられるのかもね

曲の終わりまで来ました。最後のゆっくりになるところも含めてですが、「home」「stone」「alone」「phone」「Rome」のライムも心地いいですね。サビでも「one of us」と「bus」で踏んでいますが、この7連発は圧巻だと思います。

カトリック教会のトップ、ローマ教皇なら、本当にお話しが出来るんでしょうかね…?分からないことがいっぱいです。日々勉強ですね。

 さて、今回はこれまでの趣向とは少し変えて、私が個人的に好きな楽曲の和訳に挑戦してみました。最後までご覧いただきありがとうございました。次回はまた、澤野弘之さんの楽曲の和訳に挑戦していってみようと思いますので、よろしくお願いいたします。

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