Google都市伝説の真相 ―Webmaster Conference初参加レポートと感想
11月27日、「Webmaster Conference Osaka 2019」(場所:グランフロント大阪)に参加してきました。
Google社の検索チームによる、ウェブマスターやサイト運営者向けのイベント。
より良いインターネットにするためのイベント。
過去は「Google Dance」という名前だったそうで、Googleさん主催のイベントは初参加!
今回は、中上級者向けだったので、内容も濃く、話に付いていくのがしんどかった部分もありましたが、使えるネタもあって、トートバッグももらえて、大満足でした!
先日、東京でも開催されていたときは、イベントのハッシュタグが東京のTwitterトレンドで一位を取ったそう。
負けじとイベント中、大阪でもみんな頑張ってましたね~。
#WMCOsaka
予定されていたスケジュールは以下ですが、実際には盛り上がって、少し時間を押していました。
途中、休憩はありましたが、会場からトイレが遠かったので、余裕がなかったですね。。。
ちなみに、英語でしたが、日本語での通訳機器があるので、安心です。
<タイムテーブル>
14:00 オープニングセッション
14:15 SEO Mythbusting - Malik Mairaj Syed
15:05 SEO for Single Page Apps - Martin Splitt
15:50 Copyright for Webmasters - Daniela Matuschka
16:45 Q&A session
18:10 Lightning Talk
19:10 写真撮影
19:25 懇親会
20:30 イベント終了
では、順を追って、補足説明を加えつつ、内容をシェアしていきます。
SEO Mythbusting / Malik Mairaj Syed
タイトルは、SEOの神話。
都市伝説的に言われていることをクイズ形式で、解説してくれました。
その時の、「答え」を羅列します。
・ディスクリプション(ページの概要記述)は重要
・Contents is KING
・語数そのものはカウントしていない
→情報が入っているか、素晴らしいコンテンツかどうかが大事
・ページ内に出てくるキーワードの頻度は見ていない
→ページに含まれないキーワードがあって、線が引かれていても、上位に表示されることはある(下図)
キーワードだけを見ていない
クエリの意図(文脈)を理解しようとしている
・ドメインネームの古さはランクに関係ない
→キーワードに合致したコンテンツがあるかどうが、質が高いかで判断
・レガシーなTLD(昔からあるドメイン、.com, .net …)と、それ以外のドメイン(.guru, .xyz …)では、順位に関係ない
→レガシードメインの数が多いから、単純に上位表示が多く見えている
・カントリードメイン(.in, .au, .jp)は、その国にとって、意味あることを識別するためにある
→日本のドメインでも、海外で表示される
・ページランクの高いドメインが期限切れになり、そのドメインで新しいサイトを作っても、ランクは良くならない
→いわゆる中古ドメイン(?)を使っても、一度リセットされる
ページランク自体は、200ある指標の一つとして、まだ使われてはいる(質の高い被リンク数を評価)
・ドメイン名の長さは関係ない
・以前はシグナルとして使っていたが、今はキーワードを入れたドメイン名(EMDドメイン)とは直結しない
・共有IPアドレスのホスト上にあっても、専用IPでも、順位には関係ない
・ページのスピードは重要
→ただし、高速サーバーを使えば、ページの読み込みが速くなるわけではない
・構造化データは、ランキングシグナルで使われていないが、重要
・レスポンシブWEBデザインを推奨
・レスポンシブのメインドメイン(example.com)とモバイルフレンドリーのサブドメイン(m.example.com)の違いは、順位に関して見てはいない
・性的サイトでも、動的サイトでも、HTTPSを高く推奨
・セキュリティの侵害は、検索結果でのサイトの外観に影響する
例)検索結果上のタイトル下に「This site maybe hacked.」などと表示
・サブドメインでも、サブディレクトリでも、SEOでは関係ない
・URLのLanguage Code(ja.example.com, example.com/ja/)を見て、ページの言語を判断していない
→コンテンツを見て判断
・GoogleのSEO認証を受けたSEO代理店はない
→アナリティクスやアドセンスの認証はあり
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ユーザーファーストで検索ニーズに応えた結果を日々、表示できるようになっていますが、抜け目を狙って、裏技的に悪い手法を使って上位表示しているサイトも多々あります。
そういったサイト、手法は、一時上がって、すぐに下がるため、どれだけインパクトのあるコンテンツを作れるか、それに取り組んだ方がいいと。
<推奨サイト>
「ウェブマスター向けガイドライン」
https://support.google.com/webmasters/answer/35769
SEOを早く取り掛かるべきだが、誰もSEOの保証はできないとのこと。
まぁ、その通りですね。
以前よりも、ユーザーニーズを把握して、役に立つ情報を提供すれば、このちゃんとしたやり方を評価してくれるようになっているのは実感しています。
ブラックではなく、ホワイトでいきましょう。
コツコツ、王道を継続することが大事だと、話を聞きながら、改めて感じていました。
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続きの中盤から後半は、こちらから見れます
長くなってきたので、ここから先は僕のメルマガ登録特典で、PDF16ページにわたる完全版をお渡しします。
著作権のセッションも、今後、何かあったときのために役立つ内容で、他にも、使える技術的なネタも聞けて、とてもエキサイティングな時間でしたね。
当日、分からなくて調べた部分や参考サイトなども、レポートに追加しました。
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