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【プロセスを楽しむことは大切か?】


学習や運動、仕事など、何かをやろうとした時に、そのプロセスを楽しむことはある程度大切です。
楽しんだ方が継続が楽ですし、周りに良い空気を与えることもできます。

と、ここまで書いた時に、シンガポールのインターナショナルスクールに通う娘が学校から帰ってきて、私の部屋に来ました。

「何書いてるの?」という娘。
僕が「何かをやる時にそのプロセスを楽しむことは大切か?について書いてる」と伝えると、
「そんなのもちろん大切だよ」との答え。

彼女も基本的に、ダンスや体操、楽器など、自分がやりたいことをずっと続けている。なので、プロセスを楽しむというより、「やりたいことをやる」「楽しめることをやる」というのが当たり前になっている。

私自身も、なるべくプロセスを楽しむようにしています。きつい状況であってもなるべく楽しむ。

20代後半で小さな会社の社長を任された時は、1年半会社で生活する、という生活をしていました。
会社のホワイトボードの裏に折り畳みベッドを置き、夜はその上で寝袋を敷いて就寝。12時近くまで仕事をして6時に起きて、会社の近くのスポーツクラブでランニングしてからシャワー。スポーツクラブが休みの日は、近くの銭湯や日焼けサロンでシャワーを浴びていました。土日ももちろん仕事。

きついと言えなくもないですが、表参道の一等地での生活を楽しむようにしていました。「いやあ、俺の生活って最高」と思い込んでました。
っていうか言い聞かせてました。

今取り組んでいるトライアスロンも、きついスポーツですが、そのキツさを楽しむこと、成長の実感を感じて喜びを味わうこと、を大事にしています。当然、楽しめるようにより良いランニングコースを探したり、共に取り組む仲間を作ったりもします。


ただ、楽しむことは大事だけど、楽しまなければいけないというわけでもない。

先日、英語のコーチングのご受講生から、「学習を楽しむにはどうすればいいですか?」という質問が来ました。
楽しむための工夫をある程度お伝えした上で、「一流のスポーツ選手は、練習をいちいち楽しんでないよね?」ということもお伝えしました。

そう、楽しむことは大事でも、必ずしもその必要はない。時には、楽しむことなんてどうもよくて、淡々と取り組んだり、がむしゃらに結果に向かうことも大事。それがプロ。

楽しむとか楽しまないとかどうもいい。とにかくやる。


で、結論、楽しむのがベスト、ただ、楽しまなきゃいけないわけじゃない。楽しめなくたって、その先に欲しいものがあるんだったら、ひたすら取り組めばいいのです。

ただひとつだけ言えることは、「成長の実感」は味わった方がいい。成功することより成長することの方が人生では大事だし、成長の実感は、幸福学という学問でもハピネスをもたらすことが証明されているからです。

プロセスは楽しもう。
でも、時には楽しめなくったってひたすらやってみよう。
成長の実感だけは噛みしめながら。


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