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シリコンバレー出張で感じたことを徒然と。

1/10〜15の4泊5日でシリコンバレーに出張してきました。

新卒からスタートアップ村で働いてきた身としては、憧れのシリコンバレー。機会がないまま40歳になってしまったのですが、ついに念願かなってついにシリコンバレーにいくことに

(行きたい、行きたいって言い続けてみるもんだ。「念ずれば通ず」ならぬ「言すれば通ず」。恥ずかしげもなく年甲斐もなく、やりたいことはやりたいって表明し続けるといいよ)

年末の休みに入った時から待ち遠しくてもう毎晩睡眠不足でした。


仕事でいくこともあって、シリコンバレーで丸一日ミーティングが3日間のため、観光や視察は難しいので、特段皆様に学びなどをお伝えすることもないのですが、感じたこと思ったことを備忘録的に残します。

ちなみにピンキーは英語が全くできないのですが(日常会話もほぼできない。ヒアリングはなんとなくできても、言葉が出てこないタイプ)、今回の旅はシリコンバレーの日本人に会いに行くのが目的なので現地ではほぼ英語を話さず。

一番英語を使ったのは入国審査の時。ハワイだと日本のパスポートならほとんど何も聞かれずに入国できるけど、サンフランシスコ国際空港は特にサンノゼに行くと言ってからかなり根掘り葉掘り聞かれました。不法滞在して働く可能性があることが理由かな。



シリコンバレーの街並み


配車サービス「UBER」「Lyft」

もはや海外旅行に欠かせない配車サービス。日本だと「Go」が頑張ってますが、もちろんアメリカはUBERかLyft。

めちゃくちゃ感覚的ですが、UBERのが安いけど台数が少ない、Lyftのが若干高いけど台数が多いイメージです。

出退勤時、雨の時、金曜日は台数が少なくなっているそうで、なかなか捕まりませんでした。

運転手はめちゃくちゃ丁寧な人が多い。これもよく言われることですが、相互の評価システムがうまく機能した結果ですね。個人主義でホスピタリティが低くなりがちのアメリカでこれを作り上げたUBERの功績の恩恵は、旅人が一番受けられますね

ただ道路事情が悪いので、丁寧に運転してくれててもめちゃくちゃ酔うので、車内でスマホいじってられなかった。。。


EV(電気自動車)

電気自動車が走っている台数はめちゃくちゃ多い。感覚的には半数近くEVって言っても過言じゃないかも。

テスラのお膝元なこともあって、サンフランシスコ州が湾岸地域にめちゃくちゃ予算投じて充電ポッドを作っているらしい。

産官が連携してイノベーションを一気に起こしていく姿勢は、日本も見習うべきだよね。日本だとEV乗っていない人には不公平な税金の使い方だと批判する人が大勢出てきそう…。


あと、リスがでかい

いやもちろんリスだけじゃなくて、やっぱアメリカって土地がでかいなーと思った。道路の車線も広い、家が大きい、大学やオフィスも大きい。

よくもまあこんな国と戦争したものだよね、日本…。



日本がシリコンバレーと連携するために

シリコンバレーに深く入り込んでいる日本の大手企業の方達と、色々とコミュニケーションを取らせていただきました。

これは以前にインドに視察に行った時も同じような話を聞いたけど、現地のコミュニティに本気で入り込む覚悟があるかどうかが、成否の一番の境目になると。

まずは現地にしっかり根ざした交流ができているか。成功している人たちはあまり日本人同士の繋がりがないといいます。現地での交流にしっかり力を入れている。一方、うまくいかない人たちは、やっぱり日本人でばかり集まって現地との交流は少ないそう。

次に現地の文化に合わせられるか。アメリカのサラリーマンは日本に比べると定時をきっちり守るそうですが、もちろんスタートアップはそうじゃない。大きなリターンを得るために今の時間をフルで投資している人たちだから、24時間365日、土日も深夜もチャットが飛び交う。そこと向き合うのだからそれに合わせなければダメ。金曜深夜に来たから返信は月曜朝でいいやなんてサラリーマン根性では、スタートアップには見限られます。

そしてその場で決断できる権限を持っているか。日本人的な「持ち帰ります」なんてやってたら、やっぱりスタートアップに見限られます。そんなスピード感で考えてない。即断即決即行動ができるかどうかは重要です。

大企業とスタートアップの文化が違うなんて言い訳を言ってる暇があれば、見限られて終わります。そして評判が広まるのは早い。スタートアップと付き合うならばこそ、越境してスタートアップの文化にどっぷりと染まることは大事ですね。(これはアメリカに限らず、インドでも、もちろん日本でもめちゃくちゃ大事なこと)

大企業の中を詳しく知る。そして中に居続けるわけではない。
越境する。そしてただ境界の外に出続けるわけではない。境界の中に戻るわけでもない。

境界に立ち続ける「オン・ザ・ボーダー」をやりきれる人材を育てられるか、アサインできるかが、大企業とスタートアップのオープンイノベーションには極めて重要だと、改めて感じました。

外に出るだけ、外に出て戻ってくるだけなら、誰にでもできる。この境界に立ち続けることが重要であり、難しいのですけれどね。



シリコンバレー・グルメ

会食も多く、さすがに会食の時に写真が取れなかったので、ランチの写真を徒然と。


IMPOSSIBLE

IMPOSSIBLE BEEF」を食べてみたかったので、THE MELTというハンバーガーショップでパテを選んで食べてみました。が、いやーほんと物足りない。食感も味も肉なのですが、肉を食べた満足度が全くない

もちろん肉は全ての工程で非サスティナブルなので、どこかで減らしていかないといけないものだと思いますが、今の現状の技術では代替肉の普及は難しそうだなーと感じます。だって肉を食べたいのだもの。

追求すべきは代替肉より培養肉かもしれませんね。


MRBEAST BURGER

IMPOSSIBLEの満足度の低さから、どうしても肉が食べたくて、フォロワー1億人超のYouTuberが立ち上げたゴーストレストランの「MRBEAST BURGER」をUBER EATSで注文。普通に美味しい。うん。普通にね

けど普通に美味しければ、個人ブランドがあってファンがついてれば売れるよね。日本だとヒカルや朝倉未来のファッションブランドがその位置付けかな。

インフルエンサーのこういったビジネス展開は今後も飛躍的に伸びていくだろうな。ものすごい高い品質や美味しさを必要としないから、利益率も高いしね。


和食

和食=ヘルシーのイメージ浸透から和食はシリコンバレーでも人気で、特に昔みたいに中国人や韓国人がやっているエセ和食から、日本人がやってる純和食のお店が増えているそう。

カリフォルニアで食べる肉うどん、美味しかったです。


魔改造和食も美味しかった。Sushirritoは日本でも流行るんじゃないかなー。あったら食べたいと思う。


モーニングコーヒー

シリコンバレーの朝は早く6〜7時ぐらいには活動し始める人がいます。そのためモーニングコーヒーのお店が多くあります。

VERVE」は、サンタクルーズ発のカリフォルニア・ライフスタイルを象徴するコーヒーブランド。コーヒー美味しかったです。(コーヒーの味がわからないお子様舌ですが…)

東京にも進出してますね。



旅は終わり

というわけで、スティーブ・ジョブズのガレージとか、facebookの看板とか、Appleの本社とか、色々みたかったんですが観光の時間はなく…。

それでも非常に学びの多い旅になりました。

やっぱり日常から離れた新たな体験は、自身の価値観やこれまでを別の視点から振り返るいい機会になりますね。

今年は新しいチャレンジを色々していくぞ!おー!



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